自然公園で絵の展示をしてきました

5月の中旬に、地元の自然公園で行われた、「まい作品展」と呼ばれる展示会に参加してきました。

この展示会は、この自然公園内で描いた絵や、撮った写真などを展示するという趣旨で、毎年5月と11月に行われます。

去年は展示を見るだけでしたが(そのときの記事はこちらです)、今回は作品がたまったこともあって、初めて参加することにしたのです。

さて、僕はこの公園内で描いたスケッチを、3点展示することにしました。

いつもセツで描く大きさの、四六判半切の紙に描いたものです。

以前に2点描いていましたが(そのときの記事はこちら)、それに追加でもう1点、別の日に描いた葉桜の絵を持って行くことにしました。

葉桜の絵
葉桜の絵

事前に受けた説明によると、展示場所は古民家の近くの屋外で、一枚の大きなベニヤ板に貼り付けて展示するとのこと。

それを聞いた僕は、どのように展示をしようか…としばらく悩んでいました。

紙をそのまま画鋲で留めるのは、土ぼこりで汚れてしまうかもしれないし、額に入れるのも、ベニヤ板が薄いので支えきれないかもしれません。

というわけで、僕は作品をA1のボードに貼り付けて、その上から透明なアセテートフィルムをかぶせることにしました。

(フィルムは思ったよりも高かったです…)

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当日は、あれこれ準備しているうちに出発が遅れてしまいました。

大きな荷物を持って、公園まで歩きます。
会場に到着したのは開場の20分前のことでした。

会場の古民家
会場の古民家

そこにはすでにいくつものベニヤ板が立てかけられ、他の人の作品が展示されていました。

最後に到着したのが僕のようです。
後で聞いた話では、開場の1時間半前から設営の準備をしていた人たちもいたとか。

うう、ごめんなさい…。

僕は急いで、割り当てられたベニヤ板に作品を展示することにしました。
板は縦が1.8メートル、横が0.9メートルという大きさです。

ボードの隅を画鋲で止めて固定します。
A1の作品が縦に3つ並ぶか心配でしたが、なんとかぎりぎり収まりました。

展示した絵
展示した絵

他にもスケッチブックに描いた古民家の絵や、数点のはがきサイズの絵も持ってきていました。

しかし、スペースの都合上、結局見せる機会はありませんでした…。
また、そちらは秋にでも展示することにします。

さて、そうこうしているうちに、あっという間に開場の時間になりました。
お客さんもちらほらと現れました。

展示の様子
展示の様子

展示の中で特に印象に残ったのは、Nさんという高齢の女性が出展していた植物の細密画です。

作品は非常に緻密で、どれも見応えがあります。

彼女によると、植物の葉に細かい毛が生えている場合は、面倒くさがらず一本一本を地道に描いていくのだとか。

「いい枝振りの植物を選んで持ち帰って、それを見ながら描いていくんです。
 時期の異なる花と実を同じ画面に描くこともあります。
 そんなことって、絵じゃなければ再現できないでしょう?」
 
また、彼女は普段この公園でボランティア活動をしているそうです。

「日本の里山は、今ピンチなんです。
 セイタカアワダチソウなどの外来種がはびこっているから。
 ときどき、外来種はみんなで引っこ抜いて駆除しているんですよ」

それから、昆虫の写真を展示している人もいました。
昆虫もアップで撮ると可愛い顔をしているな、と思いました。

また、僕の展示場所の向かい側には、野鳥の写真を展示しているグループがいました。

よくこんな決定的な瞬間を、ピントが合った状態で撮れるものです。

野鳥の写真の展示
野鳥の写真の展示

ちなみに、出展しているのは高齢者が中心で、若い(?)のは僕だけでした。

展示場所は午前中は日陰でしたが、午後になって日が当たり、絵の黄ばみや褪色などが心配になりました。

まあ、それほど気にしなくてもよかったみたいです。

途中から僕は特にすることがなくなったため、手持ちのはがきサイズのスケッチブックに、古民家の庭の植物を描いていました。

庭の植物のスケッチ
庭の植物のスケッチ

そうしているうちに、お隣のOさんが来てくれました。
山手の「アトリエ展」にも来てくれた人です。

(実は、以前に招待状を出していました)

彼女はずいぶん熱心に見てくれて、丁寧な感想を言ってくれました。
ありがとうございます!

あっという間に展示の時間が過ぎ、片付けの時間になりました。
他の参加者たちは手慣れたもので、どんどんパネルを片付けていきます。

僕は設営に協力できなかった分、片付けには協力したかったのですが、ほとんど何もすることがありませんでした。

最後に、写真を撮りながら帰りました。

ウツギ
ウツギ
アカツメクサ
アカツメクサ
ハルジオン
ハルジオン

とても楽しかったです~。

Keisuke

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