長野の白馬に行ってきました(五日目)

白馬旅行の五日目です。

と言っても、この日はお土産を買って帰るだけでしたが…。

朝早く起きる必要は無かったのですが、目が覚めてしまったため、午前7時くらいにライダーハウスを出発して駅まで歩きました。

駅に到着すると、まだ予定の電車の発車時刻まで二時間半あります。
まずは駅構内のベンチに座り、コンビニで買っておいたサンドイッチを食べました。

しばらく待っていると、駅前のお土産屋のシャッターが開いたので見て回ることにしました。

二件のお土産屋が隣同士に並んでいて、どちらにも足を運んでみます。

そのうちの一軒には、白馬のゆるキャラの等身大パネルが飾られていました。

彼の名前はヴィクトワール・シュヴァルブラン・村男(むらお)III世というそうです。

非常に長く立派ですね。

ゆるキャラの等身大パネル
ゆるキャラの等身大パネル

こちらが公式サイトです。
う~ん、でかい文字で凄いインパクトだ…。

彼の名前の「シュヴァルブラン」については、「ブラン」がフランス語で「白」で、「シュバルツ」がドイツ語で「黒」だから…合わせると「黒白」という意味なのだろうか、と推測しました。

でも、後で調べてみたら、「シュヴァル」はフランス語でを意味する言葉のようですね。

「ヴィクトワール・シュヴァルブラン」全体だと、勝利の白馬になるのだとか。

でも、それにしてはあまりやる気が感じられないような(笑)

そんなものを見ながら、一軒のお土産屋でクッキーとわらび餅を買いました。

会計の時に、店のおばちゃんと少し話をしました。

僕が「白馬には初めて来たけれど、とてもいい場所でした」と伝えると、おばちゃんは「紅葉の頃もいいんですよ」とのこと。

紅葉はすぐに終わってしまうので、時期を慎重に選ばないといけませんが、その色はとても鮮やかなのだそうです。

その後で別のお土産屋にも立ち寄り、そこでもクッキーを買いました。
なんだか食べ物ばかり買っているような気がします(笑)

しばらくすると大糸線の発車時刻になったので、ホームに向かいます。

大糸線の電車
大糸線の電車

到着した電車に乗って松本駅まで行き、特急あずさに乗って帰りました。

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というわけで、これにて白馬旅行の記事は終了です。

白馬は思ったよりもいいところでした。

山のほうにも(リフト代はかかるけど)行ってみたいし、まだまだ見るスポットが多いので、機会があればまた来年に訪れてみたいです。

Keisuke

長野の白馬に行ってきました(四日目・大出の吊橋)

白馬の日記の四日目です。

この日は本来なら、白馬五竜高山植物園というところに行って、スケッチをしようと思っていました。

しかし、一昨日に観光案内所の人に聞いたところによると、植物園にたどり着くにはリフトに乗らないといけないそうです。

さらに、リフト代が往復で1800円もかかってしまうとか。

並行する登山道もないので、なんとなく納得がいかない気分になり、結局行くのをやめてしまいました。

植物園ではヒマラヤの青いケシが咲いていると聞いていたので、それを一度見てみたかった思いもありますが…。

というわけで、一昨日訪れた木流川の遊歩道で描こうと計画を変更しました。

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午前6時頃にライダーハウスを出て、駅の方面に向かいます。

空はどんよりとした雲が一面を覆っていました。
まだ雨は降っていませんが、天気予報によると午後から天気が崩れるのだとか。

なるべく午前中のうちにスケッチを完成させようと思って、早足で歩きます。

でも、途中で「少しくらいなら寄り道をしてもいいかな…」と思い直しました。

観光マップでお勧めの姫川沿いに歩いてみたり、コブシが綺麗だという四十九院という場所に行ってみました。

キャンプ場の中を通る
キャンプ場の中を通る
姫川に架かる吊橋
姫川に架かる吊橋

しかし、どちらも期待したほどではありませんでした。

特に、四十九院はちゃんとしたお寺があるのかと思ったら、ただの小さな石の祠しかなかったので、少しがっかりしました。

コブシの花が咲いている春の頃に訪れたら、また違っていたかもしれませんが…。

四十九院の石の祠
四十九院の石の祠
コブシの木(多分…)
コブシの木(多分…)

その後もうろうろしていると、ウイング21という巨大な建物の近くにひょっこり出てしまいました。

この建物は長野オリンピックの頃に建てられた、まさに「ハコモノ施設」です。

ウイング21
ウイング21

ホールや体育館などの設備を備え、裏手にはクライミングウォールがありますが、果たしてこれは今でも有効活用されているのでしょうか…。

クライミングウォール
クライミングウォール

そんなことをしていると、だんだん時間が遅くなってしまいました。

おっと、こうしちゃいられません。
僕は急いで木流川の遊歩道に向かいました。

しかし、一昨日にスケッチしたいと思った場所に行ってみても、実際に目の前にしてみると、なんだかいまいちに感じられてしまいました。

小川が流れているのって、一昨日と昨日描いた絵と同じような構図だなぁ、と思ってしまったのです。

描こうと思っていた場所
描こうと思っていた場所

その場所で岩に腰掛けて、朝食用のサンドイッチを食べました。

しかし、しばらくそこで座っていても描こうという気になれなかったため、別の場所に向かうことにしました。

次に向かう場所はもう決めていました。
それは、一昨日訪れた大出の吊橋です。

一昨日訪れたときは、白馬の山々は雲で隠れていました。

今日も空は曇っていたものの、低い雲ではなかったので、白馬の山々がくっきりと見えていました。

もしかしたら、大出の吊橋からも綺麗に見えるかもしれません。

なるべく急いで歩きましたが、途中に庚申塔や石仏があると、ついつい寄り道をして写真を撮りたくなります(笑)

庚申塔
庚申塔

そんなことをしながら、ようやく大出の吊橋に到着しました。
予想通り、吊橋の向こうには白馬の山々がその姿を現しています。

「さあ、描いてくれ!」と言わんばかりの風景でした。

大出の吊橋と白馬の山々
大出の吊橋と白馬の山々

これで空が晴れていれば、さらに白馬の山々が映えるのですが、それは高望みというものかもしれません。

これらの白馬の山々は白馬(しろうま)連峰と呼ばれ、2000メートル級の山々が連なっています。

中でも、特に有名な三つの山は白馬(しろうま)三山と呼ばれています。

吊橋から見ると、左から白馬鑓ヶ岳(しろうまやりがたけ)、杓子岳(しゃくしだけ)、白馬岳(しろうまだけ)という名前です。

地名は「はくば」という読みなのに、山は「しろうま」なのが面白いですね~。

白馬三山の名称
白馬三山の名称

これらの山には登ることもできます。

ただし、白馬岳に登るときには大雪渓(雪の上の道)を通るため、アイゼン(靴底に装着する爪の付いた金具)などの登山装備が必要になるのだとか。

山について調べながらこの文章を書いていると、一度登ってみたくなりますね。

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というわけで、ようやく吊橋が見える場所でスケッチ用具を広げて描き始めました。

時刻は午前8時頃です。

なるべく急いで完成させようと思って、普段よりもさっさかと筆を動かしていました。

焦りが禁物なのはわかっていたのですが。

途中経過
途中経過

一時間ほど描いているとぽつぽつと小雨が降り出し、さらに30分ほど経つと本降りになってしまいました。

僕はあわてて荷物をまとめ、トイレの前の軒下に一時避難します。

雨が小降りになったら再開するつもりでいたので、しばらく軒下のベンチに座りながら缶ジュースを飲んでぼーっとしていました。

ですが、一向に雨が止む気配はありませんでした。

あとは記憶を頼りにして、イメージだけで描いてもいいかな。

僕はそう思って、軒下のベンチで続きを描いていました。

ところが、一時間ほど経つと雨が上がり、晴れ間も見えてきました。
先ほど描いていた場所に戻って、スケッチを再開します。

やはりイメージだけで描くよりも、実物を見て描いたほうがスムーズに筆が運びます。

リュックの上のバッタ
リュックの上のバッタ

午後になると、白馬の山々は雲に隠れてしまいました。

ですが、それまでにだいたいの山の形を描いていたため、残りは「こんな感じかな?」といった具合に仕上げてみました。

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午後2時頃に、スケッチは完成しました。

絵葉書にするとすごくいい感じになるかもしれません。

ですが、あまりにも絵葉書的で、セツでは評価されないかも…。
夏休み明けの合評会でどう言われてしまうか、今から少し怖いです(笑)

完成したスケッチ
完成したスケッチ

まだ時間は早かったのですが、かなり眠くなっていたため、一度ライダーハウスに戻って休むことにしました。

荷物をまとめて、また元来た道を戻ります。

帰りがけに、線路沿いにまた庚申塔と道祖神があるのを見つけたので、たくさん写真を撮りました。

この辺りでは、本当に歴史的なものが数多く残っているんだな~と思いました。

庚申塔
庚申塔

ライダーハウスに戻り、シャワーを浴びて一眠りします。
一時間ほど眠った後で、洗濯と夕食のために、また駅前に向かいました。

時刻は午後6時を過ぎたところです。

白馬には数多くの温泉があるため、一度は入りたかったのですが、ライダーハウスを出発する時間が遅くなったので、やめてしまいました。

その代わりに「せっかくだから、お礼も兼ねて今までに描いた絵の写真をオーナーに送ろう」と、ふと思いつきました。

まずコインランドリーで衣類を洗濯機に放り込み、駅前でカメラ屋を探しましたが、見つけたカメラ屋は既に30分前に受付を終了していました。

店の人によると、コンビニに行けばコピー機でプリントアウトできるとのことなので、帰るときに寄ることにします。

う~ん、もっと早く来ていればよかった…。
僕はそう思いつつも、仕方がないのでまずは夕食をとることにしました。

昨日食べた定食屋が美味しかったので、今日もその店に向かいます。

昨日訪れたときには時間が早かったので店内はガラガラでしたが、今日は賑わっていて、ほとんどの席は埋まっていました。

登山の格好をした客も多く、中には外国人の姿も見られました。

僕は空いているカウンター席に座ると、しょうが焼き定食(800円)を頼みました。

結構なボリュームがありましたが、空腹だったので食べ切ってしまいました。
美味しかったです。

しょうが焼き定食
しょうが焼き定食

それからまたコインランドリーに戻り、衣類を今度は乾燥機に放り込んでしばらく待ちます。

ソファに座って待っている途中、店の人がやってきました。

この店は夫婦で経営しているようで、彼らは僕に挨拶をすると店内の掃除を始めました。

窓を見ると、ガラスに虫がびっしりと付いています。
奥さんは外から水を掛け、彼らを追い払っていました。

乾燥が終わったので衣類をたたみ、ライダーハウスに戻ります。
その途中でコンビニに寄り、今まで白馬で描いた絵をプリントしました。

いろいろトラブルがあって、20分ほど掛かりましたが、何とかプリントアウトできてほっとしました。

夜の9時半頃にライダーハウスに戻り、オーナーに描いた絵の写真を渡しました。
あとで彼は「綺麗な色だね」と言ってくれました。

さて、やるべきことは終わったので、後は帰るだけです。

五日目に続く!

Keisuke

長野の白馬に行ってきました(三日目・姫川源流)

三日目は、姫川源流自然探勝園というところに行きました。

旅に出ると夜はあまり眠れないし、朝は早く目が覚めてしまいます。

窓の外を見ると、空は薄曇りですが雨が降る気配はなさそうです。
僕は「えいやっ」と起きて、午前6時頃にライダーハウスを出ました。

ところが、途中でフロントに鍵を置いてきたか心配になり、戻って確認しているうちに20分ほど経ってしまいました。

昨日はそんなに心配しなかったのですが、なぜか今日は気になったのです。

予定していた電車は6:57発。
せっかく早く出てきたのに、これでは間に合わないかもしれません。

僕は急いで駅まで向かいました。

到着したのは、出発の七分前でした。
(本当は、この一本後でも構わなかったのですが)

僕が電車に乗り込むのと同時に、学生たちも一緒に乗り込んできました。
彼ら同士で話をし、車内は賑やかです。

こちらでは、もう夏休みが終わって学校が始まっているのでしょうか。

白馬駅から南神城駅まで
白馬駅から南神城駅まで

三駅先の南神城(みなみかみしろ)駅で下車し、駅構内の休憩所で、あらかじめコンビニで買っておいたサンドイッチを食べました。

南神城駅
南神城駅

それから、姫川の源流に向かいました。

南神城駅から姫川源流まで
南神城駅から姫川源流まで

駅から姫川源流へと向かう道は、昨日神社の前を通っていた塩の道の一部であるそうです。

昔からこの道は人の往来があったため、歴史的な石仏などが多く残されています。

田舎道を歩く
田舎道を歩く

少し歩くと、道端には道祖神が祭られていて、その近くには大量の石仏がありました。

僕はこういう石仏が好きなので、たくさん写真を撮りました。

道祖神
道祖神
たくさんの石仏
たくさんの石仏

他にもこういうものがないかと思って、目的地には遠回りになってしまいますが、しばらく塩の道沿いに歩きました。

すると、小さな祠を見つけました。
その両隣には、庚申塔二十三夜塔と書かれた石碑が置かれています。

小さな祠
小さな祠

そういえば、以前にも庚申塔を描いたなぁ…。

そう思ってよく見ると、金剛様が邪鬼を踏みつけており、その下には三匹の猿が彫られていました。

前に地元で見たのと同じような作りです。

庚申塔
庚申塔

遠く離れている場所なのに、ちゃんと同じ作りになっているので、おお~と感心しました。

(正確に言えば、地元で見たのは金剛様の代わりに観音様?が彫られていましたが)

その隣の二十三夜塔という石碑については、僕はこの由来を知りませんでした。

後で調べてみると、月齢が二十三夜のときに地元の人が家に集まり、飲食を共にした後で、お経を唱えて月を拝み悪霊を追い払うという行事のようです。

二十三夜塔
二十三夜塔

近くにはスキー場もありました。

草がぼうぼうに生えていたので、今は閉鎖しているのかな。

そう思いましたが、後で調べたところ、ここは「白馬さのさかスキー場」という名前で、ちゃんと今でも営業してるそうです。

スキー場のリフト
スキー場のリフト

そんな寄り道をしながら、ようやく姫川源流自然探勝園の入り口に到着しました。

姫川源流の入り口
姫川源流の入り口

まずは園内にある荒(あら)神社にお参りをしてから、源流に向かいます。

荒神社
荒神社

森の中の小道を歩いていると、水の音がするようになりました。
ここが姫川の源流のようです。

ここには木の道が取り付けられており、それに沿って歩くことができます。

木の道伝いに歩く
木の道伝いに歩く
木の橋
木の橋

姫川は、昨日訪れた大出の吊橋が架かっている川のことです。
しかし、ここではまだほんの小川でしかありません。

ここから電車でたった三駅しか離れていないのに、吊橋の近くではあのような大きな川になっているというのが少し驚きでした。

ここは春になると、フクジュソウがあちこちで咲くそうです。
その頃も見ごたえがあるかもしれませんね。

木の道を歩いていると、少し広いスペースのある場所に出ました。

ここには、姫川源流が「全国名水百選」に選ばれていることが書かれた石碑が置かれていました。

そういえば、以前訪れた洒水の滝も、名水百選に選ばれていたことを思い出しました。

最近は名水百選に縁があるのかもしれません。

名水百選の碑文
名水百選の碑文

その近くには、姫川の由来について書かれた案内板がありました。

それによると、この川の名前は古事記に登場するヌナカワヒメが由来になっているそうです。

由来の案内板
由来の案内板

彼女とオオクニヌシが結婚して産まれた子供がタケミナカタです。

タケミナカタというと、以前訪れた鹿島神宮に祭られていたタケミカヅチと相撲を取って負け、諏訪まで逃げてきたことがあるのだとか。

いろんなことがちょっとづつ繋がってくると、なんだか面白いなと思いました。

さて、すぐにここでスケッチしても良かったのですが、まず先に隣にある親海(およみ)湿原に向かいました。

山道を歩く
山道を歩く

姫川源流から親海湿原までは、歩いて10分くらいの距離です。
山道を歩いていると、急に開けた場所に出ました。

ここが親海湿原のようです。

ここには姫川源流と同じように木でできた小道があり、それに沿って歩くと湿原をぐるりと一周することができます。

案内板によると、その途中でたくさんの種類の花を見ることができるそうです。

僕はあまり花の種類に詳しくはないのですが、せっかくなので覚えておこうと思いました。

案内板をじっくり読み、草花の写真を撮ります。

まだ朝早かったので、周囲には誰もいません。
そのおかげで、この風景を独り占めすることができました。

空気は爽やかで、「ああ、ここに来て良かったなぁ」と思いました。

木道を歩く
木道を歩く

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時系列が前後してしまうのですが、帰った後で植物の名前を調べてみると、どれもあまり聞いたことがありませんでした。

コバギボウシ(小葉擬宝珠)、ドクゼリ(毒芹)、サワギキョウ(沢桔梗)、
コオニユリ(小鬼百合)、キンミズヒキ(金水引)、フシグロセンノウ(節黒仙翁)などなど…。

興味がなければ「あ、綺麗だね」で終わってしまいます。

ですが、後で調べると「こういう名前だったのか」と覚えることができて、面白いです。

コバギボウシ
コバギボウシ
ドクゼリ
ドクゼリ
サワギキョウ
サワギキョウ
コオニユリ
コオニユリ
キンミズヒキ
キンミズヒキ
フシグロセンノウ
フシグロセンノウ

このサイトでどんな花が咲いているか見ることができます。

そのうちに、こういった草花だけをスケッチしてもいいかも、と思いました。

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木の小道を一周すると、また姫川の源流に向かいます。

その途中で、名古屋から来たという中高年の夫婦に声を掛けられました。

「その大きな筒は望遠レンズなの?」と、奥さん。

「あ、いえ。この中にはスケッチに使う紙が入っているんです。今から源流で描くつもりなんですよ」

「へえ~。今までどんな絵を描いているの?」

僕はデジカメを取り出して、今までに描いて写真に撮っておいた絵を見せると、「とても綺麗な絵ですね!」と褒めてくれました。

「私たちは名古屋から来ているの。格安ツアーでね」と、奥さん。

「僕は一泊1500円の宿に泊まっているんですよ」

「ふーん。探せばあるもんだねぇ」と、旦那さん。

僕は名刺を渡し、二人と別れました。

10時頃に姫川の源流に戻り、先ほどの名水百選の石碑がある少し広い場所でスケッチを始めました。

目の前には木製の橋があり、その下を小川が流れています。

描いた場所
描いた場所

水面下では水草が流れに乗って、ゆらゆらと揺れていました。
その上には、小さな白い花が水面から顔を出すように咲いています。

この花はバイカモと呼ばれ、漢字で書くと「梅花藻」になります。

これは藻の一種で、その名の通り梅の花の形によく似ており、水温が低くて綺麗な川にしか生育できないそうです。

バイカモ
バイカモ

水に手を入れると、ひんやりとして気持ちよかったです。
昨日もそうでしたが、長野の水はとにかく冷たいことが特徴的なのですよね。

また、その近くには黄色の花をいくつも付けた大きな花が咲いていました。
これはオタカラコウ(雄宝香)と呼ばれている植物だそうです。

オタカラコウ
オタカラコウ

スケッチをしていると、周囲に観光客や写真を撮る人が集まってきました。
確かに、ここは絶好の撮影スポットなのかもしれません。

通行の妨げになっては悪いなと思って、邪魔にならないような場所で描いていました。

しかし、僕は一番いい場所を確保してしまったようです。

撮影しようとしていた人にとっては、僕やスケッチ用具が写り込んで、結果的に邪魔になっていたかもしれません。

途中経過
途中経過

昼過ぎにおにぎりを食べた後は、猛烈に眠くなりました。
トイレに寄ったついでに、屋根付きのバス停のソファで横になります。

30分ほど寝ると、ずいぶん頭がすっきりしました。

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そんなことをしながら、午後4時頃まで描いていました。

完成したスケッチ
完成したスケッチ
スケッチと風景
スケッチと風景

水が流れている様子を描きたかったのですが、静止していないものは描くのが難しかったです。

でも苦労した甲斐もあってか、それなりには見えるような気がします。

せっかくなので、水草の上に咲いているバイカモの白い花も描いてみましたが、この絵では白い点々に見えてしまって、わかりにくいかもしれません。

今日は遠近感を出してみようと思ったので、手前の水草をかなり描き込み、奥はわざとぼかした感じで描いてみました。

どうでしょう…後ろのほうは手抜きに見えてしまうかも?

逆に、橋の質感や手前の水草は上手くいったかな、と思います。

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スケッチを完成させて帰る間際になると、一人の高齢の女性が話しかけてくれました。

その際に、いろいろな植物の名前を教えてくれました。

僕はバイカモは知っていましたが、近くに咲いているピンク色の花の名前は知りませんでした。

彼女の話によると、これはツリフネソウ(釣船草)という花なのだそうです。

ツリフネソウ
ツリフネソウ

それから、荷物をまとめて南神城駅へと戻りました。

17:07発の電車に乗り、白馬駅で下車します。

電車が到着
電車が到着

ライダーハウスに戻る前に夕食をとろうと思ったので、定食屋に寄って野菜炒め定食を食べました。

まだ午後6時前だったので、店の中はガラガラだったのですが、人気のない店というわけでなく結構美味しかったです。

僕は高級な料理屋よりも、こういう庶民的な店のほうがなじむ感じがします。

野菜炒め定食
野菜炒め定食

定食に加えて小さなラーメンまで付いています。
かなりのボリュームがありました。

でも、一日中歩いていて空腹だったので、食べ切ってしまいました。

店を出てからライダーハウスに戻る途中で右手を見ると、白馬の山々が初めて顔を見せてくれました。

雄大な景色が間近に見えて、おお~と思いました。

白馬の山々
白馬の山々

それからライダーハウスに戻り、シャワーを浴びてから就寝しました。
明日は雨の予報なので、描けるかどうか心配です。

四日目に続く!

Keisuke

長野の白馬に行ってきました(二日目・水車小屋)

二日目は、大出(おおいで)の吊橋の方面に行きました。

この吊橋は、晴れていると吊橋の奥に雪をかぶった白馬の山々を見ることができます。

僕はガイドブックでその写真を見て、「こんなところでスケッチしたいな」と思っていました。

今日はそれが叶うと思うと、わくわくして朝早くに目が覚めてしまいました。

起きて外を見ると、雲が多いものの晴れ間も見えていました。
天気が心配だったのですが、この様子なら山々が綺麗に見えるかもしれません。

ライダーハウスで昨日買っておいた朝食をとり、出発します。

吊橋は白馬駅の線路を渡った先にあるので、まずは歩いて白馬駅に向かいました。

靴を見るとかかとがはがれていたので、途中のコンビニで昼食を買ったついでに、アロンアロファを買って補修しました。

白馬周辺の地図(1)
白馬周辺の地図(1)

さて、吊橋に向かう前に少し寄り道をすることにしました。

まずは、木流(きながし)川の上流に向かいました。

白馬周辺の地図(2)
白馬周辺の地図(2)

この川は、白馬の中心を流れる姫川の支流で、川に沿って遊歩道が整備されています。

川の近くには、木で造られた古い建物がありました。

川沿いの古民家
川沿いの古民家(2)
川沿いの古民家(2)

川に沿って歩くと、細いアスファルトの道と交差する場所に出ました。

その道沿いには神社があったので、お参りすることにします。

神社の入り口
神社の入り口

鳥居をくぐると、そこには二つの建物が並んでいました。

向かって右の建物は平川神社八幡宮と呼ばれ、こちらがこの神社のメインの建物だそうです。

僕はそこで「今日はいい絵が描けますように!」とお祈りしてきました。

平川神社八幡宮
平川神社八幡宮

向かって左の建物は、戦争で亡くなった白馬出身の人の魂を祭る護国神社だそうです。

近くの石碑を見ると「明治四十四年に造られた」と書かれていたので、日露戦争の後で建てられたのですかね…。

護国神社
護国神社

また、この神社が面した街道は「塩の道」と呼ばれており、長野の松本から新潟の糸魚川へと続く道として発展したそうです。

非常に景色の良い道ですが、道は険しく、冬場は大雪のため通行するのは困難だったとか。

また、戦国時代に上杉謙信が武田信玄に塩を送ったとされるのも、この道を利用したそうです。

それからまた川沿いの道に戻り、さらに川の上流に向かいます。
まだ朝が早いので、周囲にはほとんど人がいません。

遊歩道は草むらの中の小道になっています。
昨日雨が降ったので、足元の草は濡れていました。

深呼吸をすると、草木から立ち上ってくる独特の甘い爽やかな匂いがしました。

嗅いだことのある人なら、なんとなくわかってくれると思うのですが…。
伝わりますかね、この感じ。

将来こんなところに住んで、自然と共に生きられたらなぁ…と思います。

ですが、実際に住んでみると不便を感じるだろうし、冬場は大量の雪が降るのでそれはそれで大変かもしれません。

しばらく歩くと、遊歩道は木々の間の道になりました。
その横を小川がさらさらと流れています。

木々の間の道を歩く
木々の間の道を歩く

この小道は特にこれと言って見るべきものはなく、観光スポットでもありません。

訪れる人もあまりいないのですが、僕はこの場所が気に入りました。

別の日にここでスケッチするのもいいかな。
とてもリラックスできる場所でだったので、僕はそう思いました。

その先には小さな池(ビオトープ)がありました。
ここには木で造られた小屋があり、中から池の様子を観察することができます。

案内板によると、ここには多様な生物がいるとのこと。
でも、僕が見た限りでは、特にこれといった生き物はいなかったような…。

池と小屋
池と小屋

遊歩道はまだ奥まで続いていましたが、寄り道ばかりしていられません。
元来た道を引き返し、また駅の方向に向かいました。

元の道を引き返す
元の道を引き返す

次に、線路を越えた先にある詩の小径(うたのこみち)という場所に行こうと思いました。

地図によると、この道を辿っていけば大出の吊橋に到着するそうです。

白馬周辺の地図(3)
白馬周辺の地図(3)

場所がわかりにくかったので、駅前のタクシーの運転手に尋ねました。
でも、その人はこの辺りの地理にあまり詳しくなかったようです。

彼は別な運転手を紹介してくれて、「あの人のほうがよく知っているから」と教えてくれました。

(その別の運転手に聞くと、丁寧に道順を教えてくれました)

案内板の方向に向かうと、「詩の小径」と書かれた木の柱が立っていました。
ここが入り口のようです。

「詩の小径」の入り口
「詩の小径」の入り口

その近くには六体の地蔵が祭られていました。
これらは、一体一体に名前が付いているそうです。

六地蔵
六地蔵

小さな橋を渡ったところには、釣り人の人形が置かれていました。
僕はその表情が面白く感じて、気に入ってしまいました。

橋の近くに置かれていた釣り人の人形
橋の近くに置かれていた釣り人の人形

川沿いには素木庵(すきあん)という古民家があり、木で作られたスプーンやフォーク、和紙で作られた小さな鉢植えなどが売られていました。

軒下には蒸気機関車が描かれた、非常に上手な絵が飾られていました。

素木庵
素木庵
さまざまなものが販売されている
さまざまなものが販売されている

詩の小径沿いの木の幹には、木の板に書かれた俳句や川柳が掛けられていました。

これらは地元の住人や観光客が書いたもので、この道の名前の由来になっているそうです。

途中で小さな橋を渡りましたが、その欄干にも句が取り付けられていました。

橋を渡る
橋を渡る

その道を抜けた先には、鮭の養殖場がありました。
生簀(いけす)の水は透き通っています。

生簀
生簀
魚がたくさん泳いでいる
魚がたくさん泳いでいる

ここで育てられている信州サーモンは、約10年かけて開発された品種だそうです。

ニジマスとブラウントラウトを掛け合わせて作られたのだとか。

「信州サーモン」の解説
「信州サーモン」の解説

そんなものを見ながら歩いていると、ようやく目的地の大出の吊橋に到着しました。

その手前には藁葺きの古民家があります。

大出の吊橋
大出の吊橋
茅葺きの古民家
茅葺きの古民家

早速渡ってみると、橋は結構な高さがありました。
でも、頑丈に造られていて揺れなかったので、それほど怖くはありませんでした。

この吊橋が架かっている川は姫川と呼ばれています。
白馬の中心を貫き、最終的には新潟の糸魚川に繋がっているそうです。

吊橋の近くには広場があり、そこの一角には橋を見渡せるポイントがあります。

橋を見渡せるポイント
橋を見渡せるポイント

ここからは雲がない日なら、吊橋の向こうに白馬の山々を望むことができます。

まさにガイドブックに載っていたのはこの場所であり、昨日観光案内所で貰った地図にも「絶好の撮影スポット」と書かれていました。

…ですが、この日は雲が多く白馬の山々は隠れてしまって、残念ながら見ることができませんでした。

なんだか想像していたのと少し違うなぁ…。

僕はそこでスケッチするのはあきらめて、別の場所を探すことにしました。

しかし、特に他にはこれといって描きたい場所がなかったため、とりあえず近くをぐるっと散歩してみることにします。

もう一度吊橋を渡って対岸に行くと、そこは道路の工事中でした。

水車小屋だったら、そこの脇道から行けるよ」
交通整理をしていたおじさんは教えてくれました。

そんなものがあるのか…。
僕は知らなかったのですが、行ってみることにしました。

川沿いの細い道を少し歩くと、小さな広場に出ました。

そこには水車小屋があり、近くには小川が流れています。
水車が跳ね上げた小川の水が、キラキラと光っているのが見えました。

水車小屋
水車小屋

その近くにはアジサイも咲いていました。

多少色は悪くなっていましたが、もう八月の中旬なのにまだ咲いているということは、こちらでは季節の進みが遅いのでしょうか。

アジサイと小川
アジサイと小川

僕はこの場所が気に入ったので、水車小屋が見える場所に腰を下ろし、スケッチすることにしました。

時刻は午前10時頃です。

日差しが強かったので、木陰で描き始めました。
しかし、一時間もしないうちに太陽が移動して日向になってしまいました…。

これだったら、いっそのことあと5メートル前に出たほうが、より小川の流れがはっきり描けたかもしれません。

半袖で描いていると、腕がチリチリと焼かれている感覚になりました。

それでも空気は乾燥しているし、ときどき涼しい風が吹いてきます。
これ以上は耐えられない、ということはありませんでした。

途中経過
途中経過

描いていると、大型の犬を連れた家族がやってきました。

犬は小川を見つけると、喜んで中に飛び込んで、ザブザブと水の中を歩き回っていました。

(リードする側の父親は大変そうでしたが…)

10歳くらいの女の子は「すごく水が冷たい!足がやばい!」と言っていたので、彼らが去った後に、そっと小川に手を浸してみると…。

…うわっ、冷たい!

それは、予想していたよりもずっと冷たい水でした。

僕は靴と靴下を脱いで流れに足を浸しましたが、しばらくすると足の感覚がなくなってしまうほどでした。

僕はそこで顔を洗って、腕にも水を付けました。
濡れた顔に涼しい風が吹いてくると、とても気持ちよかったです。

これほど水が冷たいのは、白馬の山々の雪解け水だからなのでしょうか。

ずっと描いていると飽きてしまうので、たまに吊橋の辺りを散歩しました。

川は昨日降った雨のせいで、茶色く濁った水が勢いよく流れています。
その川をゴムボートでラフティングをしている人たちが見えました。

ラフティングをする人たち
ラフティングをする人たち

そんなことをしながら、午後3時頃まで描いていました。

完成した絵は、なかなか気に入った出来になりました。
水車小屋の陰の紫色がうまくいったかな?と思います。

完成したスケッチ
完成したスケッチ
スケッチと風景
スケッチと風景

僕は満足してスケッチ用具を片付けると、しばらく周囲の遊歩道を歩いた後で、また元来た道を引き返しました。

せっかくなので、詩の小径に僕の考えた川柳を投稿しようと思ったのですが、投票箱が見当たらないため、諦めてしまいました。

どんな句を考えていたかって?…それは秘密です(笑)

一時間ほどせっせと歩き、ライダーハウスに戻ります。

シャワーを浴びてしばらく休んだ後に、洗濯と食事のため、また駅前に向かいました。

(泊まっていたライダーハウスには洗濯機がないからです)

オーナーに教えてもらったコインランドリーに入り、洗濯物を洗濯機(400円)に放り込みます。

終わるまでに30分以上かかるようなので、その間に駅前でどこか食べる場所はないかと探しました。

コインランドリー
コインランドリー

良さそうだなと思った食堂は定休日だったため、最終的には一軒の魚料理店に入りました。

店内では登山帰りの若者たちが食事をとっていたり、現地の老人たちが酒を飲んでいたりしていました。

思ったよりも繁盛している様子です。

店に入る前は「もしかしたら高い料理屋かも?」と心配していましたが、メニューを見てみると、そこそこリーズナブルな値段でした。

僕はカウンター席に座ると、メニューの中から海鮮丼を選びました。

梅・竹・松の三種類のグレードがありましたが、僕は一番安い梅(850円)を頼みました。

それでもイクラが上に乗っていて、味噌汁やお漬物まで付いていました。
とても美味しかったです。

海鮮丼
海鮮丼

食べ終えた後は、またコインランドリーに戻り、洗濯物を乾燥機(200円)に移し替えて20分ほど待ちました。

ぼんやりと自分の洗濯物が乾燥機の中で回っているのを眺めていると、そこに部活帰りの女の子たちがやってきました。

彼女たちは、大量の汚れたユニフォームを持ち込んで洗濯していました。

乾燥が終わったようなので取り出し、たたんでからライダーハウスに戻りました。

明日もいい絵が描けるといいな…と思いながら就寝します。
三日目に続く!

Keisuke

長野の白馬に行ってきました(一日目)

白馬旅行の一日目です。

この日は八王子駅まで行き、そこから12:30発の特急あずさに乗って松本駅まで向かい、さらに大糸線に乗り換えて白馬駅まで向かう予定でした。

ところが、さっそくトラブルが発生しました。
中央線で人身事故があり、その関係であずさの到着が遅れていたのです。

結局、15分遅れで列車は八王子駅に到着しました。

特急あずさ
特急あずさ

僕が乗り込むと、列車はすぐに出発します。
車内は思ったよりも混雑していました。

昼食のお寿司
昼食のお寿司
車窓から
車窓から

時刻通りに行けば、松本での乗り換え時間が23分あるので、「これならぎりぎりで間に合うかも?」と思っていました。

しかし、列車が駅に止まるたびに、徐々に遅れが大きくなっていきます。

松本に着いた頃には、もう予定していた電車が行ってしまった後でした…。

松本駅
松本駅

というわけで、松本駅で40分ほど待ち、予定していた一本後の大糸線の電車に乗りました。

大糸線は、松本駅から新潟の糸魚川駅をつないでいるJRのローカル線です。

安曇野(あづみの)の田園地帯を抜けて、一時間弱で信濃大町駅に到着しました。

白馬駅に向かうには、ここでまた乗り換えなければいけません。

乗り換えのために一度電車を降りて、駅のホームで待ちます。
少し肌寒く感じてきたので、荷物から長袖を取り出して着込みました。

念のために上着を持ってきていてよかったです。

大糸線の電車(折り返し松本行き)
大糸線の電車(折り返し松本行き)

25分ほど待っていると、白馬駅に向かう電車が到着したので乗り込みます。

ボックス席の車窓から外を見ると、空は厚い雲が立ち込めて、辺りはどんどん薄暗くなってきていました。

電車は田園地帯から、緑深い森や杉林の中に入っていきます。

なんだか地の果てに向かっているようで、非常に心細くなりました。

途中では、木々の間から大きな湖も幾つか見えました。
これらは木崎湖や青木湖と呼ばれている湖です。

車窓から見た湖
車窓から見た湖

午後5時過ぎに、ようやく白馬駅に到着しました。

ここは大糸線の中でも比較的大きな駅で、ここで降りる乗客がたくさんいました。

学生たちや登山の服装をした人たちの中に混ざって、僕も下車します。

白馬駅
白馬駅

まず、駅前の観光案内所で白馬の観光マップを貰ってから、ライダーハウスに向かいました。

建物は駅から2km以上離れたところにあります。

あらかじめ調べていた地図によると、駅前を通っている幹線道路を南に歩き、右折してしばらく行ったところにあるそうです。

僕が歩くペースだったら、だいたい40分くらいかな…。
僕はそう見込んでいましたが、実際に歩いてみると思ったよりも長く感じてしまいます。

早く着かないかなぁ、と考えながら歩いていました。

さらに、途中で雨が降り出しました。

リュックから折り畳み傘を取り出すのは面倒なので、そのまま歩いていました。
でも、しばらくすると本降りになってきて、かなり濡れてしまいました。

ライダーハウスはこの道路をどこかで右折するのですが、地図を見ても場所がわかりにくかったので、大きな薬局の前で電話して聞いてみました。

すると、ちょうどこの薬局の角を右に曲がればいいそうです。
途中にコンビニもあるので、そこで食料を調達してもいいのだとか。

電話通りにその角を右折して幹線道路から離れると、細い真っ直ぐな登り坂になりました。

通り沿いには別荘やペンションが並んでいて、途中にはセブンイレブンもあります。

その道をしばらく歩くと、右手に「炭火焼肉ジョイフル」と書かれた看板が出ていました。

どうやらここが今日から泊まる予定の「ライダーハウスJoyful」のようです。

ライダーハウス(写真は翌日撮ったもの)
ライダーハウス(写真は翌日撮ったもの)

宿に到着すると、オーナーが奥の部屋から出迎えてくれました。

電話口ではもう少し若い人を想像していましたが、現れたのは白い無精ひげを生やしたおじいちゃんでした。

彼は「結構雨に降られた?」と僕を気遣ってくれました。

チェックインの手続きを済ませると、彼は僕を部屋に案内しました。

予想していたよりもずっと綺麗な部屋で、テレビも付いていました。
部屋の中には赤いカーペットが敷かれており、二つのベッドが並べられています。

「ベッドは二つのうちの一つを使って。ライダーハウスだから、部屋には冷蔵庫もなにもないよ!」

彼はそう言っていましたが、一泊1500円という値段で、個室とベッドがあるだけでも天国というものです。

部屋の中はこんな感じ
部屋の中はこんな感じ

「四日間は好きに使ってくれて構わないよ。出かけるときは、フロントに置いておけばいい」

オーナーは僕に部屋の鍵を渡し、そう言いました。

ここは先ほどの看板の通り、焼肉を夕食に出してくれるそうですが、この日は僕しか泊まっていなかったので、夕食のサービスはないそうです。

その替わりに幹線道路まで出れば、通り沿いに何軒か料理屋があるのだとか。

僕は部屋で一息ついた後で、シャワーを浴びます。
それから、近くの中華料理屋に出かけて五目そばを食べました。

夕食の五目そば
夕食の五目そば

近くのコンビニで朝食を買い、宿に戻りました。

やれやれ、思ったよりも疲れました。
「明日は晴れるといいな…」と思いながらこの日は就寝しました。

二日目に続く!

Keisuke