YAMATE美術セミナーで八重桜を描きました

先日(かなり前ですが)、「アトリエ展」が終わった後に、またYAMATE美術セミナーにお邪魔して、八重桜を描きました。

きっかけは、僕がアトリエに傘を忘れていったということです。

せっかくなので、それを取りに行くついでに、ふとアトリエの絵を描きたいと思ったのです。

僕が朝の10時頃に伺うと、M先生は快く出迎えてくれて、絵を描くことを了承してくれました。

ありがとうございます!

さて、来る前は建物の隣にある庭の風景を描くつもりでしたが、実際に足を運んだところ、入り口の八重桜が満開!

とても綺麗だったので、それを描くことにしました。

アトリエの入り口
アトリエの入り口

アトリエの入り口の通路に座り、玄関が見える場所に腰を下ろし、まずは絵の中心になる八重桜から描き始めます。

それから徐々にその周囲を広げていきました。

途中経過
途中経過

当日は天気が良く、描いていてとても気持ちいい日でした。
新緑の若葉がきらきらと光っています。

八重桜
八重桜

描いていると、ふと桜の木に見とれている人物を絵に加えたくなりました。

そこで先生にモデルをお願いしたのですが、断られてしまいました。
う~ん、さすがに失礼なお願いをしてしまったかも…。

というわけで、人物はなし。

日が傾くと、描いている場所は日陰になって寒くなってきました。

徐々に薄暗くなってきたので、描くペースを上げます。

そして、午後4時半頃に完成!無事終わって良かった~。

アトリエの八重桜
アトリエの八重桜

完成した作品をアトリエ内にいる先生のところに持って行くと、そこで絵を描いていた小学生の女の子たちも寄ってきました。

「綺麗な色!」
「どこから描き始めたの?」
「どのくらいかかったの?」

などと、いろいろなことを聞いてきました。

「光と影の様子がよく表現できているわね。伸び伸びと描けている」

そう先生は言ってくれました。

僕も描いていて楽しかったです。
本当にありがたいこっちゃ、です。

また、途中で気分転換に四コマ漫画を描き、こっそり「アトリエ新聞」の原稿の応募用ポストに投稿しておきました。

(アトリエ新聞とは、教室が発行している4ページの小冊子です)

後日、教室のフェイスブックには、僕の出で立ちが放浪画家と書かれていました。

山下清みたいな放浪画家かぁ…確かに憧れるなぁ。

先生から送られてきたメールには、こう書かれていました。

「今の様に時間のある時にスケッチに行けるのだから、うらやましいですよ」

確かに、自由に描けるのは今しかできないことです。
後悔しないためにも、今はできるだけ数多く描きたいです。

ちなみに、セツハルでのグループのライブペイントは、このときに見た八重桜を思い出しながら描いたものです。

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その翌々日には、アトリエの近くの根岸森林公園に行って、スケッチしてきました。

根岸森林公園
根岸森林公園

最初は、園内にある古い競馬場のスタンドの遺構を描こうと思っていました。
でも、実際にその場に座ってみると、なんだか描くのが難しそうです。

競馬場のスタンド
競馬場のスタンド

というわけで、公園の八重桜を描くことにしました。
桜はかなり散り始めていましたが、なんとか持ってくれた感じです。

八重桜
八重桜

描き始めたときは晴れていましたが、途中から曇ってしまいました。
でも、雨は降らなくてよかったです。

完成した絵がこちらです。

公園の八重桜
公園の八重桜

Keisuke

「アトリエ展(2016)」に参加してきました

かなり前になりますが、横浜の山手美術セミナーの「アトリエ展」に参加してきました。

アトリエの外観
アトリエの外観

僕は去年に引き続き、これが二回目の参加です。

今回は風景画を3点展示しました。
去年描いた古民家庚申塔、数年前に描いた相模川の絵です。

それに「けいくんと うちゅうじん ピロン」の絵本と、作品ファイルも置かせてもらいました。

また、大昔に作った絵はがきも置いて「ご自由にお取りください」と書いておきました。

僕は飾り付けをする日は行けなかったので、どんな風に自分の絵が展示されているか、当日までわかりませんでした。

実際に足を運んでみると、去年よりも多くの絵が集まり、全体的に密度が上がった印象を受けます。

子供の絵と大人の絵が混在しているのがいい感じです。

展示作品(1)
展示作品(1)
展示作品(2)
展示作品(2)
展示作品(3)
展示作品(3)
子供たちの作品
子供たちの作品

そんな密度のある展示の中で、僕の作品だけ一角のコーナーを占めていたので、なんだか悪いなぁ、という気持ちになりました。

(テーブルの左の作品は、別の男の子が描いたものです。
 空想の生き物たちが数多く描かれていました)

僕の作品
僕の作品

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最終日である日曜日は、アトリエ大賞(これは子供限定です)の授賞式と、継続10年の功労賞の授与が行われました。

それから、子供たちが共同で作った紙芝居も披露されました。

紙芝居は絵も良かったですが、特にストーリーがしっかりしていて、作ったのは本を読むのが好きな子なんだな、と思わせます。

終わった後で、僕の作品の近くに戻ってみると、一人のおばあさんが僕の作品をじっくりと見てくれていました。

「とっても細かくて、見入っちゃった。これだけ描けるなんて、実は根暗なんでしょ?」

「ありがとうございます。でも、そこは内向的と言ってください」

「いいや、言わないわよ」

はあ、そうですか…。

彼女の話によると、お孫さんがこの教室に通っているとのこと。

お孫さんの描いた絵も展示されていました。
赤いチューリップ畑を点描で描いた絵で、点のリズムが面白かったです。

「一心不乱に描いていた、と先生がおっしゃっていたのよ」と、おばあさんは教えてくれました。

また、ニュージーランドから来たホランさんという人が、僕の絵を褒めてくれました。

英語だったので、あまりよくわかりませんでしたが…。

そうそう、お隣のOさんの奥さんも来てくれました。

事前に案内を出していたのですが、本当に来てくれるとは思わなかったです。
「来ちゃった」と言われて姿を見たときは、びっくりしました。

もともと、彼女は絵画に興味があるとのこと。
とても作品を丁寧に見てくれて、嬉しかったです。

ちなみに、僕の両親も別の日に来てくれました。ありがとー!
(僕はその日には会場にいなかったのですが)

一通り案内が済んだあとは、特にすることもなくなったため、庭の風景を描いていました。

最近は時間のあるときに、はがきサイズの絵を描くことにしているのです。

鉢植えと植物
鉢植えと植物
黄色の椅子
黄色の椅子

その横で子供たちは、庭の木に登って遊んでいました。

ずいぶん高いところまで登るので、落ちたらどうしようとはらはらしてしまいましたが…。

一人の女の子は夏ミカン(?)を上にいる男の子に投げ上げていましたが、うまくいかなかった模様です。

終わった後は打ち上げです。
買ってきたものばかりでしたが、おいしかった!

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そして、次の日には会場の片付けをします。

作品を額から外して作者別にまとめ、机や椅子を元の場所に戻しました。
今回は人が多く集まったので、比較的早く終わらせることができました。

余った時間で、みんなで昼ご飯やおやつを食べました。

僕はみんながおやつを食べている横で、四コマ漫画を描きました。

自分でも「なんじゃこりゃ」という内容だったのですが、子供たちにはなぜか大受けでした。

けんか
けんか

それから僕は早めにアトリエを出て、近くの根岸森林公園に向かいました。

桜の絵を描きたかったのですが、なんだかいまいち!
仕方なく、木の根っこの絵を描きました。

木の根っこ
木の根っこ

Keisuke

歯を抜いてきました

先日、親知らずを抜いてきました。

今回抜いたのは、左下の奥の歯です。

4本ある親知らずのうち、3本は以前に虫歯になって抜いていました。

しかし、残りの1本は斜めに生えていて、その手前の歯につっかえている状態で、ほとんど歯肉に埋もれていたのです。

特に悪さもしていなかったので、今までずっとそのままだったのですが、その歯肉が最近になって急に痛くなってきました。

定期検診も兼ねて歯医者に行って相談してみると、レントゲン写真を撮ってくれました。

「こっちが以前に撮った写真で、これが今回の写真です。
 比較すると、埋もれていた親知らずが徐々に上に出てきていますね。
 それで痛くなっているのではないかと思われます」

そう先生は説明してくれました。

しかし、ほとんど埋まっている上に奥の方で先が広くなっているため、簡単に抜けないので、口腔外科に行く必要があるそうです。

イメージ図
イメージ図

僕はそんなに大変なことになるとは思っていなかったので、ショックでした。

(絵を描く気分にならなかったため、数日セツを休んでしまいました…)

しかも、親知らずとその手前の歯の間に、虫歯があるかもしれないとのこと。
それは実際に抜いてみないとわからないそうです。

僕はなるべく先延ばしにしたかったのですが、もし虫歯だった場合は早めの治療が必要であるため、仕方なく抜くことにしました。

紹介状を書いてもらって、病院の口腔外科に行き、まずは手術の説明を受けて日取りを決めます。

担当してくれたのは、語り口がソフトなベテランのO先生でした。

先生によると、抜くこと自体は30分ほどで終わり、麻酔などの処置を含めても一時間以内には済むとのこと。

ただ、神経が歯の根元の近くを走っているそうです。

そのため、そこを傷つけてしまうと、しばらく唇の感覚がなくなってしまうかもしれない、と言っていました。

「当日の夜は、楽しい予定は入れないでくださいね」

「楽しい予定って何ですか?」

「飲み会なんかですよ」

先生はそう言って笑っていましたが、そんなに軽いものなのだろうか…と思ってしまいました。

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さて、いよいよ手術当日です。
数日前から、僕はたまらなく嫌な気分になっていました。

できることなら抜きたくなかったのですが、そうも言っていられないので覚悟を決めます。

万が一に備えて、親も付き添いに来てくれました。

部屋の中に入り、中央の椅子に寝そべって、注射器のようなもので麻酔をされました。

この感覚がなくなるのが、なんとも嫌な感じです。

しばらくすると麻酔が効いていたので、いよいよ抜くことになりました。

抜くと言っても、完全に力ずくの仕事です。
原始的で土木工事のようなものです。

先生は歯肉を切開し、あごを手で押さえ、がりがりと歯をドリルで削ります。
簡単にスポッと抜けるわけではなく、いくつかに分割して取り出すそうです。

何度か「あ、今、バキッといった…」という、嫌な音が聞こえてきました。

口の中に血の味が広がります。
麻酔が効いていたにしろ、やっぱり痛いものは痛いです。

それでもなんとか処置が終わり、綿を噛んで部屋を後にします。

病院の前には何台もタクシーが止まっていたので、それに乗って帰りました。

ばらばらになった僕の歯は、記念に貰ってきました。

歯のイラスト
歯のイラスト

結局、一度も使われることもなく、ずっと埋もれていた歯。
これは僕の分身なのかもしれません。

…と、ビニール袋に入った歯を見ながら、そんなことを考えてしまいました。

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それから数日はかなり腫れてしまいました。

腫れが引いた後も、今度はものすごく痛くなってしまって…。
朝昼晩と、3回痛み止めを飲みました。

O先生曰く、抜いた跡に大きな穴が空いており、そこに食べかすが入って細菌が増えているそうです。

ほぼ毎日、地元の歯医者に通って洗浄してもらいました。

しばらくしたら状態は良くなりましたが、まだ穴は空いています。

ちなみに、その手前の歯は運良く虫歯になっていませんでした。

ただ、別の場所に虫歯があって、治療に銀歯ではなく特殊なプラスチックを使ったところ、かなり痛い出費になってしまいました。

電動歯ブラシも買ったし、よく歯磨きをしないと…!

Keisuke

自然公園で展示をしてきます

本日、地元の自然公園で展示をしてきます。

先日描いた四六判半切のスケッチを、2~3点持って行くつもりです。
時間は10:00~15:30です。

とはいえ、これでは告知になっていませんね…。
あまり詳しい場所は書けないのです。ごめんなさい。

Keisuke

自然公園でスケッチしてきました

先日、地元の自然公園でスケッチしてきました。

描きに行ったのは、桜の花が咲いて暖かくなった頃です(もうかなり前だ…)。

桜の花
桜の花
オオシマザクラ
オオシマザクラ

この公園は、まだ手つかずの自然が多く残されています。
落ち着ける場所なので、昔からちょくちょく出かけています。

当日は朝早く目が覚めてしまったため、早めに出発して朝7時頃から描き始めました。

これまでに小さなスケッチはたまに描いていましたが、四六判半切のスケッチは去年の夏以来です。

そのため、うまく描けるか心配でしたが、多分大丈夫と思って描き進めました。

今回は「春の小道」というタイトルで描くことにしました。
左手に木の柵があり、ずっと道が続いている場所です。

「この道を行ったら、どこまで続いているんだろう?」と思わせます。

描いた場所
描いた場所

描いていると鳥の鳴く声が聞こえてきした。
近くには水田がありますが、まだこの時期に水は張られていません。

途中でリアカーを運ぶボランティアの人が現れました。
また、近くをジョギングしたり、ウォーキングをしている人もいます。

野鳥観察のため、大きな一眼レフを持った人もいました。

彼らはときどき足を止めて、いろいろな感想を言ってくれました。

「綺麗な色だね!」
「すっごく細かいね!」
「下描きなしで描いてるんだ、面白い!」などなど…。

当日は天気も良く暖かかったため、描いていてとても気持ち良かったです。

スケッチは12時頃に仕上がりました。

このとき歯が痛かったので、痛み止めを飲みにすぐに帰りました。
無事に完成して良かったです。

完成したスケッチ
完成したスケッチ

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また、次の週も同じ公園に行き、今度は別の場所で描きました。

水車小屋へと続く道で、ヤマブキやヤツデ(?)の木が植えられています。

ヤマブキの花
ヤマブキの花

僕はその場所に腰を下ろし、描き始めました。

目の前は砂利道になっており、たまに車が通るものの、普段はとても静かな場所でした。

描いた場所
描いた場所

この日は11時半頃から描き始めて、午後5時頃まで描いていました。

描き始めた頃は晴れていたのに、午後になると急に雲が出てきて、辺りが暗くなってしまったという…。

でも、雨が降らなくて良かったです。

完成したスケッチがこちらです。

完成したスケッチ
完成したスケッチ

Keisuke