2月の中旬に、北鎌倉の浄智寺(じょうちじ)で絵を描いてきました。
ここ足を運ぶのは、およそ一年ぶりです(前回の記事はこちら)。
雰囲気が良いので何度でも行きたくなりますね。
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北鎌倉駅で下車し、しばらく歩いて浄智寺の前に到着。
雰囲気のある山門をくぐり、石の階段を登ります。
その先にある受付で、僕は尋ねました。
「すみません、境内で三脚(イーゼル)を立てて、絵を描いてもいいですか?」
「いいですよ。ただし、他のお客さんの迷惑にならないよう、お願いします」
許可を貰えたので、一通り境内を回って描くのに適した場所を探しました。
ここはこぢんまりとした寺のため、すぐに見て回ることができるのです。
山門を入った先には、ビャクシン(柏槇)と呼ばれる大木が三本あります。
いずれも鎌倉市の天然記念物になっていて、どれも幹がねじれたような形をしています。
この木は大きくなると、自然とそうなってしまうのだとか。
僕は、その中から一本を選んで描くことにしました。
ベンチに腰を下ろし、イーゼルを立てて午前11時頃からスタートです。
木の大きさを出すため、普段はあまり描かない縦の構図にしました。
ところが、日陰でじっとしていると徐々に寒くなってきました。
日向を歩いていると暖かいほどだったのですが。
ホッカイロも用意していたのですが、一つだけでは寒さはしのげませんね。
それでもあるのとないのとでは大違いです。
この日は平日で、観光客はちらほら。
木の下のベンチで休んでいるおじさんがいたので、その姿も描き加えました。
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絵は午後3時半頃に完成しました。
おじさんが大木の下で一休みしている場面です。
僕は道具を片付けてから受付に行き、今日のお礼を言いました。
「こんな絵を描いたんです」
僕は受付の女性に絵を広げて見せました。
「お上手ですね!先生なんですか?」
「いえ、今は学校に通っているんです」
僕は先生だと思われて慌ててしまいましたが、少し嬉しかったです。
将来的には、絵を教える仕事に携わるのもいいかもしれませんね。
最後に、もう一度境内を一回りして、閉門時間の午後4時半前に帰りました。
Keisuke