先日(といっても、5月末のことですが)、地元の神社でスケッチをしてきました。
去年の4月頃に庚申塔を描いた場所です。
/////////////////////////
初夏の花や実を付ける植物の写真を撮りながら、その場所に向かいました。
神社の付近は、道に沿って小川が流れています。
途中には水車もあります(このときは回っていませんでしたが)。
また、小川に沿ってところどころにアジサイが植えられ、見る人の目を楽しませてくれます。
とても綺麗に咲いていました。
アジサイの葉の上には、キリギリスがいました。
見つけたときは、大きくてびっくりしましたよ…。
神社の周囲は水田が広がっています。
植えられたばかりの苗が並んでいて、水面に景色が反射していました。
水田には二羽の鴨が泳いでいました。
参道の奥は小高い山になっていて、その奥に神社があります。
その参道の雰囲気が良かったので、ここで描くことにしました。
描き始めたのは午前11時頃です。
日向で描いていたのですが、当日は日差しが強く暑かったため、少しうんざりした気分になってしまいました。
今回は徐々に濃くしていくのではなく、いきなり強い色を乗せることにしました。
筆のタッチを生かした点描で、印象派のような雰囲気を目指してみました。
どうでしょう…上手くいったでしょうか。
細かい部分を積み重ねていく描きかたは、どうしても時間が掛かってしまいますが、長く集中力を保つことができます。
参道を通って、参拝する人もちらほらと見受けられました。
僕はこっそり、その中の一人を絵の中に描き加えました。
ときどき、僕に話しかけてくれる人もいました。
「絵を描くのにはぴったりの場所だね!」とか。
描き続けていると、いつの間にか太陽が山の向こうに隠れてしまいました。
徐々に薄暗くなってきたので、少しペースを上げます。
神社の奥の山には黒に近い色を使って、深い緑を表現してみました。
ですが、絵の手前の部分と比べると、少し重くなってしまったかもしれません。
/////////////////////////
結局、午後6時頃まで描いていました。
(そのせいで、帰りが遅くなってしまいました)
今までで最も時間が掛かってしまいました。
でも、そのぶん納得のいく作品ができたと思います。
Keisuke