かなり前になりますが、横浜の山手美術セミナーの「アトリエ展」に参加してきました。
僕は去年に引き続き、これが二回目の参加です。
今回は風景画を3点展示しました。
去年描いた古民家と庚申塔、数年前に描いた相模川の絵です。
それに「けいくんと うちゅうじん ピロン」の絵本と、作品ファイルも置かせてもらいました。
また、大昔に作った絵はがきも置いて「ご自由にお取りください」と書いておきました。
僕は飾り付けをする日は行けなかったので、どんな風に自分の絵が展示されているか、当日までわかりませんでした。
実際に足を運んでみると、去年よりも多くの絵が集まり、全体的に密度が上がった印象を受けます。
子供の絵と大人の絵が混在しているのがいい感じです。
そんな密度のある展示の中で、僕の作品だけ一角のコーナーを占めていたので、なんだか悪いなぁ、という気持ちになりました。
(テーブルの左の作品は、別の男の子が描いたものです。
空想の生き物たちが数多く描かれていました)
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最終日である日曜日は、アトリエ大賞(これは子供限定です)の授賞式と、継続10年の功労賞の授与が行われました。
それから、子供たちが共同で作った紙芝居も披露されました。
紙芝居は絵も良かったですが、特にストーリーがしっかりしていて、作ったのは本を読むのが好きな子なんだな、と思わせます。
終わった後で、僕の作品の近くに戻ってみると、一人のおばあさんが僕の作品をじっくりと見てくれていました。
「とっても細かくて、見入っちゃった。これだけ描けるなんて、実は根暗なんでしょ?」
「ありがとうございます。でも、そこは内向的と言ってください」
「いいや、言わないわよ」
はあ、そうですか…。
彼女の話によると、お孫さんがこの教室に通っているとのこと。
お孫さんの描いた絵も展示されていました。
赤いチューリップ畑を点描で描いた絵で、点のリズムが面白かったです。
「一心不乱に描いていた、と先生がおっしゃっていたのよ」と、おばあさんは教えてくれました。
また、ニュージーランドから来たホランさんという人が、僕の絵を褒めてくれました。
英語だったので、あまりよくわかりませんでしたが…。
そうそう、お隣のOさんの奥さんも来てくれました。
事前に案内を出していたのですが、本当に来てくれるとは思わなかったです。
「来ちゃった」と言われて姿を見たときは、びっくりしました。
もともと、彼女は絵画に興味があるとのこと。
とても作品を丁寧に見てくれて、嬉しかったです。
ちなみに、僕の両親も別の日に来てくれました。ありがとー!
(僕はその日には会場にいなかったのですが)
一通り案内が済んだあとは、特にすることもなくなったため、庭の風景を描いていました。
最近は時間のあるときに、はがきサイズの絵を描くことにしているのです。
その横で子供たちは、庭の木に登って遊んでいました。
ずいぶん高いところまで登るので、落ちたらどうしようとはらはらしてしまいましたが…。
一人の女の子は夏ミカン(?)を上にいる男の子に投げ上げていましたが、うまくいかなかった模様です。
終わった後は打ち上げです。
買ってきたものばかりでしたが、おいしかった!
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そして、次の日には会場の片付けをします。
作品を額から外して作者別にまとめ、机や椅子を元の場所に戻しました。
今回は人が多く集まったので、比較的早く終わらせることができました。
余った時間で、みんなで昼ご飯やおやつを食べました。
僕はみんながおやつを食べている横で、四コマ漫画を描きました。
自分でも「なんじゃこりゃ」という内容だったのですが、子供たちにはなぜか大受けでした。
それから僕は早めにアトリエを出て、近くの根岸森林公園に向かいました。
桜の絵を描きたかったのですが、なんだかいまいち!
仕方なく、木の根っこの絵を描きました。
Keisuke