逗子に行って、絵を描いてきました。
ここを選んだ理由としては…なぜでしょう。
海が描きたくなったからでしょうか(適当)。
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この日はすっきりとした秋晴れでした。
今年は9月に雨が多かったので、ずいぶん久しぶりです。
JRの逗子駅から、バスで披露山(ひろやま)公園に向かいます。
この公園は眺めが良く、海が一望できると事前に調べていたからです。
公園の入り口のバス停で下車し、曲がりくねった急な坂を登りきると、披露山公園に到着しました。
公園内では数多くの動物が飼われていて、猿やアヒル、クジャク、ウコッケイ、カメ、モルモットなどがゲージの中にいました。
展望台からは逗子マリーナが一望できました。
その奥には江ノ島と富士山が見えます(当日は霞んでいましたが…)。
ただし柵が邪魔になって、座って描くにはいまいちです。
また、集団で小さな子供たちが来ていて、僕は居心地が悪くなってしまいました。
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結局、ここで描くのはやめて、近くの大崎公園に向かうことにしました。
案内板に従って歩き、高級住宅地の中に入ります。
ところが、道が入り組んでいてわかりにくい!
うろうろしていると、おじいさんが向こうからやってきたので、道を聞くことにしました。
「すみません。大崎公園に行きたいんですが…」
「それなら一緒に行ってあげるよ」
親切にも、彼は道案内をしてくれました。
「ここに長いこと住んでいるのですか?」
「ああ、この丘の下に住んでいるんだ。この住宅地ができる前からね」
「これだけ坂が多いと、上り下りが大変でしょう」
「年を取ると、だんだんきつくなるよ」
そんな会話をしながら歩きました。
「ここをまっすぐ行って、案内板がある細い道を右に曲がるといいよ」
「ありがとうございました」
その後も公園に入る細い道がわからず、しばらく迷ってしまいましたが、どうにか目的地に到着しました。
この公園は岬の突端にあり、南北に細長い形をしています。
東屋の近くには、ウサギの形をした泉鏡花の句碑が置かれていました。
公園の突端には展望台があり、ここから逗子の海が一望できます。
さらにその奥に道が続いており、断崖の間際まで行けました。
ここは少し広いスペースになっていて、荷物を広げられそうです。
僕はここで描くことに決めて、スケッチ用具を取り出して描き始めました。
時刻は11時頃です。
まずは空から塗り始めて、遠景から埋めていきます。
やっぱり夏と秋の雲は少し違いますね。
二時間ほど描いたところで東屋で昼食をとり、30分ほど昼寝をしました。
再開してしばらくすると、とても蚊が多くなってきました。
僕の周りには、5~6匹の蚊がぶんぶんと飛び回るように…。
もう10月だというのに、なぜここまで多いのでしょうか。
長袖を着ていたため肌の露出は少なかったのですが、それでも手の甲に止まったり耳元で飛び回ったりするので、うっとうしいことこの上ない!
虫除けスプレーを持ってくるんだったな、と後悔しました。
午後4時頃に、もういいかな…と思って、これで完成ということにしました。
最後のほうは落ち着いて描けなかったですね。
それが筆致に現れているのかも?
僕は荷物を片付けると、披露山公園を経由して、バス停まで戻って帰りました。
Keisuke