最近セツで描いた作品

さて、最近セツで描いた作品を載せることにします。
せっかくなので一気に紹介します。

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まずは人物水彩から。
最近はいろいろなタッチを試しています。

この作品は、まず人物デッサンのように輪郭線を描いてから、中を絵の具で塗るという方法で描いてみました。

ソファに座る男性
ソファに座る男性

結果は…う~ん、いまいちかなぁ。
平面的になってしまったので、何か物足りない印象を受けます。

モデルになった同級生の生徒は、カラフルな服を着ていたので、その分描きがいもあったのですが…。

次にこの作品は、油絵のような厚塗り風に仕上げてみました。

赤いジャケットが印象的だったので、それを目立たせるように描いてみました。
モデルは同じく同級生のOさんです。

赤いジャケットの男性
赤いジャケットの男性

ただ、厚塗り用の画材ではなく透明水彩で描いたので、画材と塗り方が少しケンカしてしまったかもしれません。

色調も少し暗くなってしまいました。

講評のときに、H先生は「重厚なタッチが独特で面白い」と言って、Aの評価を付けてくれました。

ですが、僕自身ではまだ納得のいかない部分もあります。

また、別の日には裸体水彩という授業もありました。

しかし、僕はこのとき体調が良くなかったため(精神的なものもあったのですが)、しばらくセツを休んでいて描けませんでした。

う~ん、残念です。

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そうそう、僕も人物水彩のモデルを一度やりました。

僕がセツのロビーで休憩しているときのこと。

「この日はモデルが集まらないから、やってみない?」

そうK先生が声を掛けてくれたので、やってみることにしたのです。

当日は、僕が持っている中で最も派手なチェック柄の服を着て、腰に赤い別の服を巻き、さらにグレーのマフラーをするという格好でした。

マフラーは大昔に自分で編んだものです。

こんな格好をしていた
こんな格好をしていた

人物水彩の授業では、3人の生徒がモデルとして選ばれて、描く人たちはその中から選ぶというシステムになっています。

誰も僕をモデルにした絵を描いてくれなかったらどうしよう…。

僕は心配しましたが、実際には8人くらいの生徒が僕の絵を描いてくれました。

このときは、用意されていた椅子に足を組んで腰掛けていました。

ところが、組んだ上側の足に血が流れなかったため、しばらくすると足の感覚がなくなってしまいました。

途中で休憩を挟みながらポーズを取っていたのですが、それでも次の日は筋肉痛になりましたよ。

でも、講評のときに僕を描いてくれた絵を見るのは面白かったです。

「この人は、僕のことをこう見ていたのか!」と思って、なんだか可笑しくなりました。

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次に、人物デッサンの作品です。

2Q生になると、鉛筆だけではなく自由に画材を使うことができます。

その一つに、筆デッサンという授業がありました。
これは、筆と墨汁を使って描くというものです。

筆を使って描くのは初めてなので、最初は緊張してしまいました。

筆デッサン(1)
筆デッサン(1)
筆デッサン(2)
筆デッサン(2)

筆で描くと、描き直しができないのに加えて、止めたいところでもスルッと行ってしまうのが難しかったです。

でも、完成したデッサンを見ると「筆の独特なタッチが出せたかな?」と思います。

また、現在販売されている中では最も濃い、8Bと10Bの鉛筆も試してみました。

「鉛筆で描いたデッサンは薄いなぁ…でも、描き直しはしたいな」と考えたためです。

さすがに10Bとなると、2Bの鉛筆と比べても芯がぶっといです。

これだけ太いと細かい部分は描きにくくなるのですが、その反面、鉛筆の濃さを生かした強弱を付けた線が描けます。

何よりも、伸び伸びとした線が描けるので気に入りました。

どちらかというと、10Bよりも8Bのほうが使いやすかったです。

次に、上級生に教えてもらった「ウォーターブラシ」という画材を使って、色を塗ることにしました。

これは、本体の軸の中に水を入れてから、柔らかい軸を押すことによって、水が筆先へ浸透して描くことができる画材です。

軸を強く押せば、パレットに水滴を落として使うこともできます。

水を入れる筆洗が不要になるため、とても使い勝手が良いので気に入っています。

これがウォーターブラシだ
これがウォーターブラシだ

僕はあらかじめ、パレットに固めておいた6色の透明水彩を用意し、それをウォーターブラシで溶かして色を塗ることにしました。

コスチュームデッサン(1)
コスチュームデッサン(1)
コスチュームデッサン(2)
コスチュームデッサン(2)

この8Bの鉛筆と透明水彩との組み合わせは、描いていて楽しかったです。
やっぱり色を塗るとテンションが上がりますね。

それから、「透明水彩だけで描いたらどうなるんだろう?」と思って、こちらも試してみることにしました。

これは、デッサンの正確さを鍛えるというよりも、どちらかというと雰囲気重視ですね。

透明水彩だけで(1)
透明水彩だけで(1)
透明水彩だけで(2)
透明水彩だけで(2)

これはこれで仕上がりが独特なものがあるので、こちらもしばらく練習してみたいと思います。

特に、僕は以前から女性特有の柔らかい線を描くのが苦手だったのですが、これだと曲線が描きやすいかったです。

やっぱり、透明水彩は描いていて楽しいですね。

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最後に、特別授業として行われた石膏デッサンについても書いてみます。

2017年4月になると、セツが閉校してしまうため、上級生しかいない現在は、火・木・土しか学校が開いていません。

そのため、何人かの先生がその合間に特別講座を設けてくれました。
石膏デッサンもその一つです。

これは、毎週土曜日にN先生が開いている講座です。

2Q生になると石膏デッサンの授業がなくなるため、このような機会が設けられました。

僕は今までに2回参加し、2回とも同じ場所から、以前に描いたモリエールと呼ばれる像のリベンジをしてみました。

1回目はあまり上手く描けなかったのですが、2回目はそれなりに描けたと思います(まだ甘い部分はありますが)。

モリエール像(1回目)
モリエール像(1回目)
モリエール像(2回目)
モリエール像(2回目)

ただ、2回参加した後は行っていないです。

その理由として、講座は土曜日の午前中にあるので、なかなかその時間に起きられないということと、僕が「やっぱりデッサンは嫌い!」と思っているからです。

これは、まずい料理を「体にいいから」と言って食べているのと同じような感覚です。

まあ、5歳児が「ニンジン嫌い!ピーマン嫌い!」と、駄々をこねているようなものなのかもしれませんが…。

僕は物を見るときに、まずが目に入ってくるので、形や陰影を追うという作業は、実はあまり好きではないのです。

デッサンは描けば描くほど上達する、というのはわかっているのですが。

…と、長々と言い訳をしてしまいましたが、来年は一日でも多く参加できるようにしたいです(自信はありません)。

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この一年を通してみると、5月にセツに入学してから、かなり人物のデッサンについては上達したと思います。

だって、一番最初の頃に描いた絵を見ると、「何これ、下手だ!」と思えるのですから。

来年は5月に個展があるので、それに向けてやっていきたいです。
でも2ヶ月間、全く手を付けてないや…どうしよう。

Keisuke

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