展覧会「セツハル」のお知らせ

大変お知らせが遅くなってしまいました。

セツ・モードセミナーでは、4月25日(月)~5月1日(日)の間、「セツハル」という展覧会が開催されます。
(セツブログの記事はこちら

僕は一点展示します。
また、29日(金)の12:30~14:30には、中庭でライブペイントを行います。

というわけで、興味があれば足を運んで頂けると嬉しいです。

Keisuke

最近セツで描いた作品

さて、最近セツで描いた作品を載せることにします。
せっかくなので一気に紹介します。

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まずは人物水彩から。
最近はいろいろなタッチを試しています。

この作品は、まず人物デッサンのように輪郭線を描いてから、中を絵の具で塗るという方法で描いてみました。

ソファに座る男性
ソファに座る男性

結果は…う~ん、いまいちかなぁ。
平面的になってしまったので、何か物足りない印象を受けます。

モデルになった同級生の生徒は、カラフルな服を着ていたので、その分描きがいもあったのですが…。

次にこの作品は、油絵のような厚塗り風に仕上げてみました。

赤いジャケットが印象的だったので、それを目立たせるように描いてみました。
モデルは同じく同級生のOさんです。

赤いジャケットの男性
赤いジャケットの男性

ただ、厚塗り用の画材ではなく透明水彩で描いたので、画材と塗り方が少しケンカしてしまったかもしれません。

色調も少し暗くなってしまいました。

講評のときに、H先生は「重厚なタッチが独特で面白い」と言って、Aの評価を付けてくれました。

ですが、僕自身ではまだ納得のいかない部分もあります。

また、別の日には裸体水彩という授業もありました。

しかし、僕はこのとき体調が良くなかったため(精神的なものもあったのですが)、しばらくセツを休んでいて描けませんでした。

う~ん、残念です。

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そうそう、僕も人物水彩のモデルを一度やりました。

僕がセツのロビーで休憩しているときのこと。

「この日はモデルが集まらないから、やってみない?」

そうK先生が声を掛けてくれたので、やってみることにしたのです。

当日は、僕が持っている中で最も派手なチェック柄の服を着て、腰に赤い別の服を巻き、さらにグレーのマフラーをするという格好でした。

マフラーは大昔に自分で編んだものです。

こんな格好をしていた
こんな格好をしていた

人物水彩の授業では、3人の生徒がモデルとして選ばれて、描く人たちはその中から選ぶというシステムになっています。

誰も僕をモデルにした絵を描いてくれなかったらどうしよう…。

僕は心配しましたが、実際には8人くらいの生徒が僕の絵を描いてくれました。

このときは、用意されていた椅子に足を組んで腰掛けていました。

ところが、組んだ上側の足に血が流れなかったため、しばらくすると足の感覚がなくなってしまいました。

途中で休憩を挟みながらポーズを取っていたのですが、それでも次の日は筋肉痛になりましたよ。

でも、講評のときに僕を描いてくれた絵を見るのは面白かったです。

「この人は、僕のことをこう見ていたのか!」と思って、なんだか可笑しくなりました。

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次に、人物デッサンの作品です。

2Q生になると、鉛筆だけではなく自由に画材を使うことができます。

その一つに、筆デッサンという授業がありました。
これは、筆と墨汁を使って描くというものです。

筆を使って描くのは初めてなので、最初は緊張してしまいました。

筆デッサン(1)
筆デッサン(1)
筆デッサン(2)
筆デッサン(2)

筆で描くと、描き直しができないのに加えて、止めたいところでもスルッと行ってしまうのが難しかったです。

でも、完成したデッサンを見ると「筆の独特なタッチが出せたかな?」と思います。

また、現在販売されている中では最も濃い、8Bと10Bの鉛筆も試してみました。

「鉛筆で描いたデッサンは薄いなぁ…でも、描き直しはしたいな」と考えたためです。

さすがに10Bとなると、2Bの鉛筆と比べても芯がぶっといです。

これだけ太いと細かい部分は描きにくくなるのですが、その反面、鉛筆の濃さを生かした強弱を付けた線が描けます。

何よりも、伸び伸びとした線が描けるので気に入りました。

どちらかというと、10Bよりも8Bのほうが使いやすかったです。

次に、上級生に教えてもらった「ウォーターブラシ」という画材を使って、色を塗ることにしました。

これは、本体の軸の中に水を入れてから、柔らかい軸を押すことによって、水が筆先へ浸透して描くことができる画材です。

軸を強く押せば、パレットに水滴を落として使うこともできます。

水を入れる筆洗が不要になるため、とても使い勝手が良いので気に入っています。

これがウォーターブラシだ
これがウォーターブラシだ

僕はあらかじめ、パレットに固めておいた6色の透明水彩を用意し、それをウォーターブラシで溶かして色を塗ることにしました。

コスチュームデッサン(1)
コスチュームデッサン(1)
コスチュームデッサン(2)
コスチュームデッサン(2)

この8Bの鉛筆と透明水彩との組み合わせは、描いていて楽しかったです。
やっぱり色を塗るとテンションが上がりますね。

それから、「透明水彩だけで描いたらどうなるんだろう?」と思って、こちらも試してみることにしました。

これは、デッサンの正確さを鍛えるというよりも、どちらかというと雰囲気重視ですね。

透明水彩だけで(1)
透明水彩だけで(1)
透明水彩だけで(2)
透明水彩だけで(2)

これはこれで仕上がりが独特なものがあるので、こちらもしばらく練習してみたいと思います。

特に、僕は以前から女性特有の柔らかい線を描くのが苦手だったのですが、これだと曲線が描きやすいかったです。

やっぱり、透明水彩は描いていて楽しいですね。

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最後に、特別授業として行われた石膏デッサンについても書いてみます。

2017年4月になると、セツが閉校してしまうため、上級生しかいない現在は、火・木・土しか学校が開いていません。

そのため、何人かの先生がその合間に特別講座を設けてくれました。
石膏デッサンもその一つです。

これは、毎週土曜日にN先生が開いている講座です。

2Q生になると石膏デッサンの授業がなくなるため、このような機会が設けられました。

僕は今までに2回参加し、2回とも同じ場所から、以前に描いたモリエールと呼ばれる像のリベンジをしてみました。

1回目はあまり上手く描けなかったのですが、2回目はそれなりに描けたと思います(まだ甘い部分はありますが)。

モリエール像(1回目)
モリエール像(1回目)
モリエール像(2回目)
モリエール像(2回目)

ただ、2回参加した後は行っていないです。

その理由として、講座は土曜日の午前中にあるので、なかなかその時間に起きられないということと、僕が「やっぱりデッサンは嫌い!」と思っているからです。

これは、まずい料理を「体にいいから」と言って食べているのと同じような感覚です。

まあ、5歳児が「ニンジン嫌い!ピーマン嫌い!」と、駄々をこねているようなものなのかもしれませんが…。

僕は物を見るときに、まずが目に入ってくるので、形や陰影を追うという作業は、実はあまり好きではないのです。

デッサンは描けば描くほど上達する、というのはわかっているのですが。

…と、長々と言い訳をしてしまいましたが、来年は一日でも多く参加できるようにしたいです(自信はありません)。

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この一年を通してみると、5月にセツに入学してから、かなり人物のデッサンについては上達したと思います。

だって、一番最初の頃に描いた絵を見ると、「何これ、下手だ!」と思えるのですから。

来年は5月に個展があるので、それに向けてやっていきたいです。
でも2ヶ月間、全く手を付けてないや…どうしよう。

Keisuke

ファッションイラストの授業(オールドファッション)

先日(と言ってもずいぶん前ですが)、僕が2Q生になってから初めてセツで「ファッションイラストを描く」という課題が出されました。

これは、毎回あるテーマを基にして、ファッションに関連したイラストを描いてくるというものです。

以前には、「昭和の日本」や「映画」をテーマにして課題が出されたそうです。

今回のテーマは、「60年代後半~70年代前半のオールドファッションを描く」という内容でした。

テーマに沿った内容なら、紙の大きさや枚数、画材などは全て自由です。

この年代の特徴として、女性の間ではポップで華やかな色使いのワンピースやミニスカート、男性の間ではヒッピーモッズと呼ばれるファッションが流行していました。

最近は、この年代のファッションのリバイバルブームが起こっているそうです。
一週回って逆に新しいファッションだと言えるでしょう。

しかし、課題が発表されたときに僕は困ってしまいました。
なぜなら、僕はあまりファッションに興味がないからです。

服は必要最低限の分しか持っていないし、気付いたらずっと同じ服ばかり着ていることもあります。

でも、こんなことを、もし(せつ)先生がご存命のときに言っていたら、ものすごく怒られたに違いありませんが…。

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さて、それに先立ってセツでは「ファッションイラストエスキース」という授業が行われました。

「エスキース」というのは、フランス語で下絵のことです。
この下絵を基にしながら、新たにファッションイラストに描き起こします。

当日は男女二人のモデルさんが、その年代の衣装を着てポーズを取ってくれました。

彼らが着ていた衣装は、最近発売された復刻版ではなく、当時、実際に販売されていたビンテージ物なのだそうです。

彼らは二部屋に分かれ、いつものように合計で12ポーズ取ってくれました。

女性のモデルさんが着ている服は、非常にカラフルで人目を引きます。
また、男性のモデルさんは、ギターを持ってポーズを取ってくれました。

当日は色鉛筆とペンを持っていたため、色も少し塗ってみました。
こんな感じです~。

男性モデル(1)
男性モデル(1)
男性モデル(2)
男性モデル(2)
女性モデル(1)
女性モデル(1)
女性モデル(2)
女性モデル(2)

さて、僕はこの下絵を再構成するに当たって、どうしようか考えました。

ただ別の紙に清書するだけでは、面白くないなぁ…
もう少し、オリジナリティを出せないだろうか?

その結果、絵の中にストーリー性を持たせることを思いつきました。

僕が考えたのが、以下のような場面です。

恋に破れ、場末のバーで酒を飲む一人の女性がいた。

そこに、ギターを持った男性が現れる。

男性「僕の演奏を聞いてくれない?」
女性「あら、すてき!」

彼は椅子に腰掛けると、ポロンポロンとギターを爪弾き始めた。

男性「どうだった?」
女性「あまり上手くないのね」

…というストーリーを考えてみました。

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というわけで、僕は背景の取材のために、地元のバーに足を運んでみることにしました。

学校への行き帰りのときに、いつもこのバーの横を通ります。
その際に「雰囲気が良さそうだなぁ」と感じていて、今回取材することにしたのです。

僕が事前に電話して「店内の写真を撮ってもいいですか?」と聞くと、バーのオーナーは快くOKを出してくれました。

本当にありがとうございます!

僕はお酒をほとんど飲めないので、こういった店にはほとんど縁がありません。
そのため、入るときは緊張してしまいました。

店の入り口
店の入り口

このバーは、昼はスペイン料理、夜はお酒を出しているところです。
僕はお昼に行ったので、まだ店は空いていました。

僕はオーナーに再度確認して、店内の写真をたくさん撮りました。

店内はワンフロアで、テーブル席とカウンター席とがあります。

シックな木材が中心に使われ、お洒落な雰囲気です。
カウンターの上には、小さなクリスマスツリーが置かれていました。

僕は「ただ写真を撮っているのも悪いなぁ」と思ったので、撮り終えた後にカウンターに座り、オレンジジュースを注文しました。

オレンジジュース
オレンジジュース

カウンターには一人の中年の男性客が座っていました。

彼はひげを生やし、長い髪をポニーテールにしてまとめていたので、「笑い飯」の西田幸治さんに雰囲気がそっくりでした。

彼は僕に話しかけてくれたので、挨拶をして話をすることにしました。

彼はこのバーの常連客で、普段は地元で水道管の工事をしているのだそうです。
(今日は仕事が休みだと言っていました)

この日は学校が休みだったため、つい長話をしてしまいました。

いつの間にか、僕は彼の子供の進路相談まで受けてしまったのですが、長くなるのでここでは割愛します。

途中で、オーナーの奥さんと子供たちも店に来ました。
子供たちは、オーナーの手料理をご馳走になっていました。

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さて、僕はエスキースと店内の写真を基にして再構成し、一枚のイラストに仕上げることにしました。

「できるだけ大きな紙に描きたいなぁ」と思って、四六判半切という人物水彩を描くときのサイズの紙に描くことにしました。

描き始める前に、僕は別の紙に下描きをしました。

ただ、大きい紙だったので、人物の体のバランスを取るのが難しかったです。
特に女性の足は、何度も描き直すことになってしまいました。

下描きをしたあと、本描きのほうに移ります。

しかし、完成した作品は、僕自身でも納得の行く仕上がりにはなりませんでした。
(やっぱり、少し雑に見えますねぇ…)

完成した作品
完成した作品

「まあ、それでも出さないよりはよっぽどマシだ」と考えて、乱暴ですがこれで提出することにしました。

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後日、アトリエの一室で講評会が行われ、壁一面に生徒たちが描いた作品がずらりと並べられました。

どの作品も非常に個性的なものばかりです。
M先生は、それらに対して一作品ずつ講評していきました。

僕の作品の番が回ってくると、彼女はこんなことを言ってくれました。

「ファッションイラストから離れて、想像の世界の絵なのが面白いですね。
 それから、自分の足で取材をするというのも大事なことです」

確かに、周りの人はお洒落な絵を描いている人が多かったです。

僕の絵をファッションイラストとして見た場合は、少しずれているのかなぁ…という気がします。

でも、もともと「自由に描いていいよ」と言われていたので、これはこれでありなのではないでしょうか。

M先生は、僕の作品に最も良いAの評価を付けてくれました。
(と言っても、今回はほとんどの人がAの評価をもらっていたのですが…)

Aの評価を受けた作品は、セツのロビーに一定期間貼り出されます。

僕は嬉しかったのですが、「本当にこれでよかったのかなぁ」と、今でも少し疑問に思っています。

Keisuke

最近セツで描いた作品

セツでは10月21日から11月10日まで、秋休みになります。

秋休みが終わると、生徒は自動的に1Q生から2Q生になります。

1Q、2Q…というのは、学校の一年生や二年生のようなもので、半年で一つずつ上がっていきます。

2Q生になると、3Qより上の上級生たちと一緒に授業を受ける形になります。

また、月・水・金の授業から、火・木・土の授業になります。

(個人的には、土曜日は休みのほうが都合がいいのですが…)

上級生と一緒になると、その分アトリエが混雑します。
人物デッサンをするときには、人の前に割り込まないようにしないといけません。

以前に、そのことを注意されたことがあるのです。

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さて、最近セツで描いた絵をブログに上げていなかったので、ここで投稿することにします。

ちなみに、セツでは四六判半切のサイズで描かれた、人物水彩や風景画などの絵のことを「タブロー(tableau)」と言ったりします。

これは、ラテン語でを意味する「タブラ(tabula)」から派生したフランス語で、動かせない壁画と対比して持ち運べる絵という意味です。

また、デッサンのような練習ではなく、ちゃんと完成した作品を指す言葉でもあります。

「では、完成した持ち運べる絵は全てタブローなのか?」と聞かれると、困ってしまうのですが…。

セツでは、このサイズの絵のことを習慣的にそう呼んでいるのかもしれません。

ちなみに、英語の「テーブル(table)」や「タブレット(tablet)」なども同じ語源から生まれた言葉です。

…まあ、それは余談になってしまいますが。

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さて、こちらの作品は初めて人物水彩の講評会でAを取ったものです。

H先生に「背景の省略の仕方と人物とのバランスがいい」と褒められました。わーい。

傘を持つ女性
傘を持つ女性

実は、これは背景を描く時間がなくなってしまったので、かなり省略して描いたのですが、それが功を奏したようです。

…少し自慢になってしまいました。ごめんなさい。

そんなわけで、次に二匹目のドジョウを狙って描いた絵がこちらの作品です。

青い服の女性
青い服の女性

でも、また高い評価が得られるかというと、そうでもありませんでした。

今度は別の先生から、こんなことを言われてしまったのです。

「チューブから出した色をそのまま使っているね。
 もっと混色して、自分の色を作ってから塗ってみたら?」

僕自身では、床の緑色や背景の青色が気に入っていますが、言われてみると「確かにそうだよなぁ」という気がします。

それを踏まえて、1Q生最後の人物水彩に望もうと考えていたのですが、ちょうどその時に風邪を引いてダウンしてしまいました。

それまでは、ずっとセツに休まずに来ていたのですけどね。

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また、こちらは石膏デッサンのときに描いた作品です。

石膏像には一体一体に名前が付けられていて、この像はモリエールと呼ばれています。

モリエール像
モリエール像

このときは審査があり(と言っても落とされることはありませんが)、こちらでもAの評価を貰うことができました。

でも、これはほとんどお情けで付けてもらったようなものです。

というのも、最初に構図の取りかたを失敗してしまったせいで、かなり全体が小さくなってしまったのですよね。

もっと石膏の両端が紙からはみ出すくらい大きく見せたほうが、迫力があってよかったと思います。

また、描いている途中で腹痛になって、しばらくトイレに篭っていたというのもあります。

(これは精神的な理由もあったのですが…)

そういうわけで、完成したデッサンはあまり満足のいくものにはなりませんでした。

もっと上手になれる余地があると思います。

隣で描いていた生徒(50代の師匠のような人です)は、さすがに美大出身だけあって上手です。

僕もあのくらい描けたらなぁ…。

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人物デッサンについては、伸び悩んでいる時期ですね~。

9月上旬に描いた絵と、10月下旬に描いた絵とでは、あまり変わっていないような気がします。

最後のほうは絵本作りで忙しかったので、あまりセツの授業に集中できなかったのもありますが、それは言い訳にはならないような気がします。

もっと、伸び伸びと描けるはずなのです。

モデルさんの力の入り具合というか、止まっていても動きが感じられるというか…。

「ここはスッと描く部分で、ここはグッと力を入れて止める部分」というように、習字のような「流れ」を意識して描きたいのですが、難しいですね。

それを求めるのは、僕にとってまだ高度なのかもしれません。

それ以前に、まだちゃんと紙に収まるように描けていないこともあるので、まずそれを何とかしないといけません。

モデルさんが立っているポーズは、ある程度なら紙に上手く収まるようになりました。

でも、座ったり寝転んだりすると、途端に足がはみ出したり、逆に余白が空きすぎてしまうのです。

また、体のバランスも悪くなってしまいます。

2Q生になると、鉛筆だけではなく好きな画材を使って描いてもいいそうなので、いろいろ試してみたいと思います。

Keisuke

すっかり間が開いてしまいました

すっかり間が開いてしまいました。
近況報告です。

最近は、文芸社さんが主催する「えほん大賞」に応募しようと思って、その原稿になる絵を描いています。

内容は、どちらかというとシュール系の絵本です。

読んだ人が、思わず「ニヤリ」としてしまうような絵本を目指しています。

ですが、インパクトの強いキャラクターが出てくるので、かなり好き嫌いが分かれるかもしれません。

応募要項に「未発表作品に限る」と書かれていたので、ブログ上でお見せできないのが残念ですが…。

締め切りまで、あと一ヶ月を切っています。

連休中にせっせと描くつもりだったのですが、まだ8枚しか描けていません。
表紙を含めて全部で18枚描く予定ですが、間に合うかなぁ。

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セツでは通常の授業が再開しました。

授業では、いつものように10分のデッサンと人物水彩を中心に描いています。

こちらは、先日に(もうかなり前になりますが)授業で描いた人物水彩の絵です。

今回のモデルになったのは同級生の女の子でした。
本人に許可を貰ったので、ブログに載せておきます。

腰掛ける女性
腰掛ける女性

本当はもっと美人さんなのですが、顔が上手くいかず、何度も描き直しているうちにどんどん泥沼に入っていってしまいました。

もっと、一発でさらっと決まるといいのですけどね…。

でも、足は上手く描けたかな?と思います。

最近は「いろいろな色を使う」ということをテーマにやっていますが、下手をすると散漫な印象を与えてしまうので、もう少し色を整理してもいいのかもしれません。

講評会の時には、はっとするほど綺麗な色で描く生徒さんたちがいるのですよ…。

彼らを見習いたいのですが、なかなか上手くいきません。

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それから、石膏デッサンの授業もありました。

セツではこの授業はまれにしかやらないので、ある意味貴重な時間です。

でも、石膏デッサンは描いていてあまり面白く感じられません。
なぜなら、僕はもっと自由に伸び伸びと描きたいからです。

今回は、アリアスと呼ばれる石膏像を描いてみました。

アリアスの石膏像
アリアスの石膏像

描いているうちに「頭がもっと大きいかな?」と気付いて修正していると、石膏像の頭は紙からはみ出してしまって、下部はかなり余ってしまいました。

これがぴったり入ると気持ちいいのですけどね~。

でも、先生には「石膏上手いね」と言われて嬉しかったです。

Keisuke