洒水の滝でスケッチしてきました

先日、神奈川の山北にある洒水の滝(しゃすいのたき)に、スケッチするため行ってきました。
(※「酒」ではなく、お洒落の「洒」です。)

洒水の滝は神奈川県の山北町にあります。
丹沢山地の近く、と言えばわかりやすいでしょうか。

洒水の滝の地図
洒水の滝の地図

あまり知名度はありませんが、この滝は「日本の滝百選」の一つに選ばれています。

また、昔から僧侶の修行の場でもあり、鎌倉時代には文覚(もんがく)上人が、百日間も滝に打たれる荒行を積んだ地としても知られています。

先日行った大雄山最乗寺と共に、僕はこの滝にもたびたび訪れており、いつかスケッチしたいなと考えていました。

僕が設計の会社に在籍していた頃に、社員にこの話をしたことがあります。

「趣味が渋すぎる。本当に20代なの?」

当時はそう言われたのですが、僕はこういう場所が大好きなのです。

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さて、当日は「えいやっ」と早起きして向かいました。
前日は遅くまで起きていたので、かなり眠かったのですが…。

東海道線で国府津(こうづ)駅まで乗り、そこから御殿場線に乗り換えて山北駅まで向かいました。

御殿場線は、国府津駅から御殿場駅を経由して沼津駅に至るローカル線です。

JR東海の管轄なので、神奈川県内ではスイカが使えないため要注意です。
もしスイカで乗ってしまった場合は、車内で車掌に申し出て清算する必要があります。

僕はそれが嫌なので、一度国府津駅で改札を出て切符を買い直しました。

国府津駅から25分ほど電車に乗り、山北駅に到着しました。
駅を降りると、駅前の道はひなびた商店街になっています。

山北駅
山北駅
駅前の商店街
駅前の商店街
昭和三十年代の新聞
昭和三十年代の新聞

駅周辺の線路沿いの道は桜並木になっており、桜の名所としても知られています。

そのため、桜が咲く頃はカメラを持った人たちがこの駅に押しかけます。

以前、僕が春に訪れたときは、多くの人が線路に架かる橋の上から撮っていました。

ですが、今は葉桜の時期なので観光客の姿はほとんど見られませんでした。

線路に架かる橋の上から
線路に架かる橋の上から

線路沿いの道を抜けて、国道246号線を横切りました。

それから、酒匂川(さかわがわ)に架かる橋を渡ります。
橋の高度はかなり高く、覗き込むと思わず足がすくんでしまうほどでした。

酒匂川に架かる橋を渡る
酒匂川に架かる橋を渡る
橋の上から
橋の上から

そこから少し歩くと「洒水の滝」と書かれた大きな看板があるので右折します。

滝の入り口の看板
滝の入り口の看板

川沿いの遊歩道を歩いていくと、だんだん滝の音が大きくなってきました。

遊歩道を歩く

そして、9:30過ぎに洒水の滝に到着しました。

当日は非常に暑かったですが、この場所はとても涼しかったです。
体感温度は5度くらい違っていたかもしれません。

洒水の滝
洒水の滝

この滝は三段になっており、その中でも一番下流に近い「一の滝」は落差が69メートルあります。

ただし、この場所からは「一の滝」しか見ることはできません。

滝の手前には赤い橋があります。
以前はこの橋を渡って滝壷の近くまで行けたそうなのですが、落石の危険があるため、今はこの橋から先に行けません。

さっそく近くの湧き水で顔を洗いました。

ひんやりとした水が、チョー気持ちいい!

この水は「全国名水百選」に選ばれていますが、消毒はされていないので、飲めるかどうかは微妙なところです。

湧き水
湧き水
川の近くまで降りていく
川の近くまで降りていく

それから、滝の近くで用具一式を広げ、スケッチをすることにしました。

僕は普段は画用紙を横にして描くことが多いのですが、今回は縦にして描くことにしました。
そちらのほうが滝の迫力が出せると思ったからです。

最近は僕の中で「」がテーマになっています。

できるだけ色の鮮やかさを出したいと思ったので、今回も薄い色を重ねる塗り方で描いてみました。

途中経過
途中経過

ずっと座って描いていると飽きてきてしまうため、ときどき立ち上がって散歩しました。

滝の近くには最勝寺と呼ばれる寺院があります。

最勝寺の石段
最勝寺の石段

石段を登ると、たくさんの風車を持ったお地蔵さんが出迎えてくれます。

これは水子地蔵(みずこじぞう)と呼ばれており、亡くなった赤ちゃんや流産した胎児を供養するためのものです。

風が吹くと一斉に風車が回るのは見ていて非常に綺麗なのですが、その裏には哀しい事情があるのですね。

最勝寺と水子地蔵
最勝寺と水子地蔵
ずらりと並んでいる
ずらりと並んでいる

描き始めた当初は、朝早かったのでまだ人は少なかったのですが、昼頃になると、だんだんと観光客の人たちが集まり始めました。

夏休み中ということもあって、親子連れの人たちが多かった印象を受けます。

また、海外から来た若い男性の人と会話をする機会がありました。

「ベリービューティフル!」
彼は僕の絵を見て、そう言ってくれました。

「サンキュー!」と、僕。
「ちょっと写真を撮っていい?」
「いいですよ~」

彼は、なぜか僕のカメラを借りると、僕が絵の前で座っている様子を撮りました。
(そのあと、彼のカメラでも僕の様子を撮影していましたが)

「アリガトウゴザイマス!」
彼は撮り終わると、日本語で急に改まって丁寧にお辞儀してくれました。
「こちらこそ、ありがとうございます」と、僕もお辞儀。

僕は彼がどの国から来たのか聞きたかったのですが、その前に彼は立ち去ってしまいました…。

そんなやりとりをしながら、15:00頃まで描いていました。
およそ5時間くらい描いていたでしょうか。

なかなか気に入った出来になってよかったです。
色使いもだんだん「こんな感じかな?」と掴んできた気がします。

完成した絵
完成した絵

帰りは山北駅まで歩き、御殿場線に乗って帰りました。

Keisuke

“洒水の滝でスケッチしてきました” への2件の返信

  1. ケイスケさん、こんばんは(^O^)/
    洒水の滝に風景写生に行かれたのですね。
    三島に居た時、車で東京に帰省する際に、246を結構利用しました。洒水の滝には行ったことはありませんが、看板と東名高速の景色は何度も見たことがあり、懐かしくなりました。
    風景写生の色合いが明るくて素敵です。特に、橋の両端の水色は影でしょうか?凄く全体の明るさにインパクトを与えているように感じて素敵です(^.^)

  2. >セツの赤メガネさん
    こんにちは!コメントありがとうごさいます。
    涼しくていい場所でしたよ~よかったらぜひ訪れてみてください。
    スケッチに関しても感想ありがとうです。
    右側の青っぽい部分は岩場で、左手前は砂利道ですね。
    最近は、影の部分に青や紫を使うのが好みです。

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