最近セツで描いた作品

セツでは10月21日から11月10日まで、秋休みになります。

秋休みが終わると、生徒は自動的に1Q生から2Q生になります。

1Q、2Q…というのは、学校の一年生や二年生のようなもので、半年で一つずつ上がっていきます。

2Q生になると、3Qより上の上級生たちと一緒に授業を受ける形になります。

また、月・水・金の授業から、火・木・土の授業になります。

(個人的には、土曜日は休みのほうが都合がいいのですが…)

上級生と一緒になると、その分アトリエが混雑します。
人物デッサンをするときには、人の前に割り込まないようにしないといけません。

以前に、そのことを注意されたことがあるのです。

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さて、最近セツで描いた絵をブログに上げていなかったので、ここで投稿することにします。

ちなみに、セツでは四六判半切のサイズで描かれた、人物水彩や風景画などの絵のことを「タブロー(tableau)」と言ったりします。

これは、ラテン語でを意味する「タブラ(tabula)」から派生したフランス語で、動かせない壁画と対比して持ち運べる絵という意味です。

また、デッサンのような練習ではなく、ちゃんと完成した作品を指す言葉でもあります。

「では、完成した持ち運べる絵は全てタブローなのか?」と聞かれると、困ってしまうのですが…。

セツでは、このサイズの絵のことを習慣的にそう呼んでいるのかもしれません。

ちなみに、英語の「テーブル(table)」や「タブレット(tablet)」なども同じ語源から生まれた言葉です。

…まあ、それは余談になってしまいますが。

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さて、こちらの作品は初めて人物水彩の講評会でAを取ったものです。

H先生に「背景の省略の仕方と人物とのバランスがいい」と褒められました。わーい。

傘を持つ女性
傘を持つ女性

実は、これは背景を描く時間がなくなってしまったので、かなり省略して描いたのですが、それが功を奏したようです。

…少し自慢になってしまいました。ごめんなさい。

そんなわけで、次に二匹目のドジョウを狙って描いた絵がこちらの作品です。

青い服の女性
青い服の女性

でも、また高い評価が得られるかというと、そうでもありませんでした。

今度は別の先生から、こんなことを言われてしまったのです。

「チューブから出した色をそのまま使っているね。
 もっと混色して、自分の色を作ってから塗ってみたら?」

僕自身では、床の緑色や背景の青色が気に入っていますが、言われてみると「確かにそうだよなぁ」という気がします。

それを踏まえて、1Q生最後の人物水彩に望もうと考えていたのですが、ちょうどその時に風邪を引いてダウンしてしまいました。

それまでは、ずっとセツに休まずに来ていたのですけどね。

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また、こちらは石膏デッサンのときに描いた作品です。

石膏像には一体一体に名前が付けられていて、この像はモリエールと呼ばれています。

モリエール像
モリエール像

このときは審査があり(と言っても落とされることはありませんが)、こちらでもAの評価を貰うことができました。

でも、これはほとんどお情けで付けてもらったようなものです。

というのも、最初に構図の取りかたを失敗してしまったせいで、かなり全体が小さくなってしまったのですよね。

もっと石膏の両端が紙からはみ出すくらい大きく見せたほうが、迫力があってよかったと思います。

また、描いている途中で腹痛になって、しばらくトイレに篭っていたというのもあります。

(これは精神的な理由もあったのですが…)

そういうわけで、完成したデッサンはあまり満足のいくものにはなりませんでした。

もっと上手になれる余地があると思います。

隣で描いていた生徒(50代の師匠のような人です)は、さすがに美大出身だけあって上手です。

僕もあのくらい描けたらなぁ…。

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人物デッサンについては、伸び悩んでいる時期ですね~。

9月上旬に描いた絵と、10月下旬に描いた絵とでは、あまり変わっていないような気がします。

最後のほうは絵本作りで忙しかったので、あまりセツの授業に集中できなかったのもありますが、それは言い訳にはならないような気がします。

もっと、伸び伸びと描けるはずなのです。

モデルさんの力の入り具合というか、止まっていても動きが感じられるというか…。

「ここはスッと描く部分で、ここはグッと力を入れて止める部分」というように、習字のような「流れ」を意識して描きたいのですが、難しいですね。

それを求めるのは、僕にとってまだ高度なのかもしれません。

それ以前に、まだちゃんと紙に収まるように描けていないこともあるので、まずそれを何とかしないといけません。

モデルさんが立っているポーズは、ある程度なら紙に上手く収まるようになりました。

でも、座ったり寝転んだりすると、途端に足がはみ出したり、逆に余白が空きすぎてしまうのです。

また、体のバランスも悪くなってしまいます。

2Q生になると、鉛筆だけではなく好きな画材を使って描いてもいいそうなので、いろいろ試してみたいと思います。

Keisuke

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