個展「ふらののかぜ」終了しました

11月2日にデザインフェスタギャラリー原宿での個展、「ふらののかぜ」が終了しました。

来場された方々、ありがとうございました。

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そもそも、このギャラリーで個展をするというのは、一昨年から考えていたことでした。

一度予約をしたものの、途中で自信がなくなって、結局キャンセルしてしまったのです。

その後、セツのギャラリーで個展をする機会があり、しばらく展示をする意欲が湧かなかったのですが、いつか必ずまた挑戦したいと考えていました。

さて、セツを卒業し、これからどうしようかと考えていたときのこと。

ネットで富良野で農作業ヘルパーの募集をしていると知りました。

これならいいかもしれない。
農作業をしながら絵を描き、帰ったら個展を開くことができる!

そう考えた僕は、実際に行ってみることにしたのです。

とはいえ農作業はそれほど甘くなく、途中で精神的に追い込まれました。
一時期は続けられるかどうかの瀬戸際だったのですが…。

それでも何とか最後まで続けられて、さらに葉書サイズの数十点の絵も描けました。
本当に運が良かったと思っています。

10月にこちらに帰ったあと、まずはグループ展を済ませてから、個展の準備を始めました。

ですが、なかなか身が入りませんでした。
それは、僕が不安を感じやすい性格だからかもしれません。

こんな絵はまるで価値がないんじゃないか。
遠くから来てくれた人に、満足して頂けるのだろうか。

そんなことをいろいろ考えてしまって、2週間ほど前からナーバスになってしまったのです。

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そして迎えた本番当日。
前日の台風も去り、良い天気です。

えーい、もうやるしかない!

僕は覚悟を決めて家を出ました。
荷物は40リットルのリュックと、大きな絵と中くらいの絵が一点ずつ。重っ。

ギャラリーに到着し、さっそく展示の準備を始めました。

ギャラリーの外観

スペースはWEST1-Gという場所です。

ここには大きな窓があり、建物の外から展示の様子を眺められます。
自然光も取り込めるので、部屋は明るく開放感があります。

大きさは四畳半ほどですが、一人で展示する分には問題ありません。

個展を開くならここしかないな…と、以前から考えていました。

入り口を入って左側には大きめの絵を、正面には葉書サイズの絵をたくさん並べました。

今年描いた絵だけではスペースが余るので、昨年北海道を旅行したときの絵も飾りました。

展示の様子(1)
展示の様子(1)
展示の様子(2)
展示の様子(1)
展示の様子(3)

入って右側の壁には、ポストカードをラックに入れて並べました。

ですが、やはり実物と見比べると色合いが変わってしまいます。

少部数だったので、業者に頼まず自分で印刷したのですが、あまりうまく行きませんでしたね。

ポストカードなど
上から見た図
上から見た図
入り口の案内
入り口の案内

準備が完了すると、さっそくお客さんが来てくれました。

このギャラリーは元々アパートだったのを改装したため、大小合わせて21もの展示スペースがあります。

そのため、他の作品を見に来た人でもこちらに立ち寄ってもらえる利点があるのです。

日本人だけではなく、海外からのお客さんも非常に多かったです。
もしかしたら、ガイドブックに載っているのかもしれません。
(特にフランス人が多かったような…)

必然的に応対も英語になります。
こんなに英語を使ったのは、スペインに行ったとき以来です。

そんな中、家族連れの外国人の女性が僕に話しかけてきました。

「この絵が欲しいわ」
「ポストカードではなく、この絵ですか!?」
「ええ」

あらかじめ値段は提示していたのですが、本当に買ってくれる人がいるとは思いませんでした。
びっくりしましたよ…。

客足が途絶えたのを見計らって、隣で行われていたおかだゆりなさんのワークショップにも参加してみました。

イチゴの紙に最近怒ったことを書いて、ジャムが入った瓶の中に入れると…溶けた!すごい!
詳細はこちらの記事からどうぞ~。

暇なときは落書きを描いたりしていると、あっという間にその日は終了しました。

落書きなど
落書きなど

2日目には「ギャラリーの英語のフェイスブックに載せたい」ということで、外国人のスタッフに英語でインタビュ ーを受けました。

矢継ぎ早に質問を受けたので、かなり焦ってしまいました…。

インタビューを受けている様子
インタビューを受けている様子

彼は絵だけではなく、僕のスペイン旅行記の本にも目を留めてくれました。

「この本は何だい?」
「スペインに行ったときの本です」
「旅行記だね。タイトルの意味は?」
「(まだ見ぬ景色を求めて…どうやって訳せばいいんだ?)」

僕が困っていると、彼は受付に本を持っていき、日本人のスタッフに尋ねました。

そして訳されたのが「In search of a beautiful as yet unseen landscape」。なるほど~。

果たして、僕の拙い英語でうまく伝わったのかな。
僕は不安に思いましたが、あとで英語のフェイスブックを見てみると、上手に文章にしてくれていました。

3日目には僕の両親と友人のEさんが来てくれました。
途中で電車が止まって、彼らを待たせてしまいました。ごめんなさい。

Eさんは僕の絵を買ってくれました。
ありがとうございます!

この日は日本人のスタッフからインタビューも受けました。
ブログの記事になっています(丁寧な内容、ありがとうございます!)

ヒマなときは
ヒマなときは

最終日には母親と友人のSさんが来て、やはり僕の絵を買ってくれました。

一点ものなので高めの値段を付けていたのですが、それでも買って頂いて申し訳ないほどです。

絵が売れると
絵が売れると

あっという間に4日間の展示期間は終了しました。

最後に片付けをして、ギャラリーに併設されている「さくら亭」でお好み焼きを食べました。

おいしかったです。

お好み焼き
お好み焼き

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始まる前はどうなるか心配でしたが、終わってしまえば何とかなるものだと思いました。

ギャラリーには、多くの方が足を運んでくださいました。

セツで一緒に学んでいた人や、農作業ヘルパーの仲間、過去のグループ展で一緒になった人など。

本当に嬉しく思っています。

また、この場を与えてくださったスタッフの人たちには感謝しています。

ありがとうございました!

Keisuke

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