長野の白馬に行ってきました(前置き)

先日、五日間ほど長野県の白馬村に行ってきました。

このブログを読んでいる方は、「また唐突に…」と思うかもしれません。
それには、以下のような理由や経緯があるのです。

実は鹿嶋に行く少し前から、「どこか涼しいところでスケッチをしたいなぁ」と漠然と考えていて、その候補として長野あたりの避暑地で良い場所がないかと探していました。

なぜ長野が真っ先に浮かんだのかというと、もうかなり昔のことになりますが、長野を自転車で走ったことがあるからです。

自転車を電車に乗せて小淵沢まで運び、そこからビーナスラインや美ヶ原、松本などに行きました。

その時に、長野はいい場所だなぁと思って、また来たいと思っていました。

とは言っても、長野は広くて観光スポットもたくさんあります。
また、特別に「ここに行きたい!」という気持ちも湧いてきませんでした。

そこで「できるだけ安い宿泊施設を探して、そこを起点にしていろんな場所でスケッチをしよう」と考えました。

まずは、昔は安宿の代名詞であったユースホステルに泊まることを検討してみました。

ところが、全盛期に比べると最近はその数がかなり減少しており、かろうじて残ったところは値上がりが進んでいました。

会員でない人は、素泊まりでも一泊3600円くらい掛かってしまいます。

う~ん、もっと安いところはないかなぁ。

僕はそう考えて、さらに調べていたところ、「そういえば、ライダーハウスはどうだろう?」とふと思い付きました。

ライダーハウスというのは、主にバイクで旅行する人のための簡易的な宿泊施設で、一泊で無料~2000円前後と非常に料金が安いことが特徴です。

もちろん、設備も値段相応です。

寝袋を持参して、みんなで大部屋で雑魚寝をするというのが基本的な宿泊スタイルです。

主にライダーハウスは北海道に多く存在しますが、一部は本州にもあります。

僕が昔に北海道を自転車で旅行したときによくお世話になったため、その存在を知っていました。

ライダーハウスという名前の通り、利用者はライダーが多いですが、別にそれだけに限られているわけではなく、自転車や徒歩で旅行している人も受け付けています。

「屋根があって寝ることができればいい」という人にとっては、まさにうってつけの施設です。

そんなわけで、長野のライダーハウスをネットで調べていたところ、一泊1000円で泊まれる場所を見つけました。

ライダーハウス ジョイフル」というライダーハウスです。
(追記・現在は閉鎖し、葡萄屋という宿に移転したそうです)

ネットの口コミを見ても、それほど悪い場所ではなさそうです。

というわけで、鹿嶋から帰ってきてから、すぐに宿に予約の電話をしました。

オーナーの話によると、お盆を過ぎると宿泊客がぐっと少なくなるため、特別に個室を用意してくれるそうです。

また、ベッドもあるので寝袋の持参も不要なのだとか。

料金は個室ということで一泊で500円増しになりますが、それでも全然高くないため、ちっとも構いませんでした。

(というか、果たしてこれで経営が成り立っているのだろうか…)

それから、白馬周辺で絵になりそうな場所をネットやガイドブック等で探してみました。

すると、かなり良い場所が何箇所もあるではないですか!

特にガイドブックに載っていた「大出の吊橋」という場所は、背景に白馬の急峻な山々を見渡すことができるので、スケッチにはちょうど良さそうです。

実は、宿を予約した後も、まだ行こうかどうしようか迷っていたのですが、このガイドブックの写真を見て、「よし、行こう!」と決意しました。

というわけで、不安はあったもののとても楽しみにしていました。

と言っても、前日になると「行きたくない病」が発病して、極端に憂鬱になってしまったのですが…。

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白馬に行こうと思った理由や経緯については以上です~。
次からは本編が始まります。

Keisuke