8月4日(木) 釧路(厳島神社)

この日は、海沿いの米町(よねまち)地区に行ってみました。
ここには「米町公園」という場所があり、良さそうだったらここで描こうと思っていたのです。

朝食をとり、歩いて公園まで向かいます。
幣舞橋を渡って、宿から40分ほどで米町公園に到着しました。

幣舞橋を渡る
幣舞橋を渡る
米町公園
米町公園

ここは高台にあり、灯台の形を模した展望台からは釧路の街が一望できます。

灯台の形をした展望台
灯台の形をした展望台
展望台からの眺め
展望台からの眺め

また、石川啄木は釧路の街に滞在したことがあったため、彼の歌碑も置かれていました。

石川啄木の歌碑
石川啄木の歌碑

ここも悪くなかったのですが、もう少し良い場所もありそうです。
近くをうろうろしていると、「厳島(いつくしま)神社」という場所を見つけました。

たしか、厳島神社は広島にあったはずです。
何か関わりがあるのだろうかと思っていると、案内板では広島から分霊されたことが説明されていました。

厳島神社の入り口
厳島神社の入り口

拝殿の両側には、七夕の笹が飾り付けられています。
もうとっくに終わったはずなのに?と思いましたが、もしかしたら旧暦なのかもしれません。

神社の拝殿
神社の拝殿

拝殿側から見ると、参道は下り坂になっています。
木漏れ日が綺麗なので、僕はここで描くことに決めました。

お参りをしてから、イーゼルを立てて午前9時過ぎに描き始めました。

描いた場所
描いた場所

ここは暑くも寒くもなく、蚊を初めとする虫もいないので、非常に快適な場所でした。
また、ほとんど観光客も来ないため、辺りは静かです。
カモメの鳴き声が聞こえてこないと、海のそばにいることも忘れてしまいそうです。

参道の向こうから人が来たので、その姿も描き加えました。

途中経過
途中経過

途中、米町公園のトイレに立ち寄りました。
ここの洗面所は、蛇口をひねるのではなくボタン式でした。

黒い丸型のボタンを押すと、ごぽごぽと水道管から水が上がってくる音が聞こえてきます。
しばらくすると、勢いよく水が出てきました。
おそらく、冬場は水道管の水が凍結してしまうため、夏場でもいちいち水を抜いているのでしょう。

そんなことに感心をしながら、僕は描き進めました。

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午後4時半過ぎに、絵は完成しました。

完成した絵
完成した絵

木漏れ日と空気の爽やかさを表現したかったのですが…上手くいっているでしょうか。

最後に神社にもう一度お参りし、社務所でおみくじを引きました(吉でした)。

社務所
社務所
おみくじ
おみくじ

さて、この近くには、僕がどうしても気になっていた場所がありました。
それは、公園の先にある釧路埼灯台です。

僕は、この場所が良さそうだったら絵を描こうと考えていました。
明日は、また釧路湿原に行こうと思っていたので、行くなら明後日です。

せっかくここまで来たんだから、ちょっと下見をしてから帰りたいなぁ…。
でも、帰りが遅くなってしまうかなぁ…。

僕は迷いましたが、せっかくだから行ってみることにしました。

宿とは逆方向に歩き、釧路埼灯台に到着しました。
灯台は一般的な円筒形ではなく、普通のビルのような建物でした。
外壁に塗られた赤と白のペイントが鮮やかです。
中には入れないようですね。

釧路埼灯台
釧路埼灯台

灯台の先は崖になっており、そこから海や線路が一望できます。

海が一望できる
海が一望できる

そこには崖に突き出すように一軒の民家がありました。
その庭から見える景色は、とても良さそうです。

そこで描けないだろうか…と思いましたが、今は留守にしているようです。
僕は玄関のポストに、自己紹介文と連絡先、そして「庭で絵を描かせて頂けますか」と書いた紙を入れました。

とはいえ、かなり図々しいお願いかもしれませんし、連絡が来る可能性は低いでしょう。
その場合は、別の場所で描くしかありません。

日が暮れてきたので、急いで歩いて宿まで戻ります。
幣舞橋まで来ると、ちょうどオレンジ色の街灯が川に映り込んでいて、とても綺麗でした。

夕方の幣舞橋
夕方の幣舞橋

僕は宿に戻る前に、昨日訪れた「港の屋台」で夕食をとることにしました。
今日は「江戸っ子」という店で、焼き魚定食を頼みました。
魚はカレイでした。おいしかったです。

焼き魚定食
焼き魚定食

この日は、午後8時過ぎにようやく宿に戻りました。
かなり歩いたので、疲れる一日でした。

 

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